フランク・ウォーレンと契約し、主戦場としてきた母国・南アフリカを離れ、英国でも馴染みになりつつあるゾラニ・テテ(南アフリカ)の次戦が、2016年6月、WBA世界バンタム級暫定王者・ザナット・ザキヤノフ(カザフスタン)との交渉が進められていることが明らかとなった。

 ゾラニ・テテは、現地時間2016年3月13日、英国リバプールにあるエコー・アリーナで、空位となっていたIBF・インターナショナル・バンタム級王座決定戦で、ホセ・サントス・ゴンサレス(メキシコ)と対戦し、7回TKO勝利し王座奪取に成功。

 ゾラニ・テテをマネジャーを務めるムラー・テンギンフェネ氏は、「テテは、スーパーフライ級を好むだろうけど、バンタム級でチャンスを掴む」と同級WBA、IBFに英国王者が君臨するバンタム級でのビッグ・マッチをする意向であることを明らかにした。

 ゾラニ・テテは、ホセ・サントス・ゴンサレスに勝利した後、対戦候補として、IBF世界バンタム級王者・リー・ハスキンス(英)、WBA世界バンタム級レギュラー王者・ジェイミー・マクドネル(英)との世界タイトルマッチを希望していることを明かしていた。

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 フランク・ウォーレーンとの契約を果たしたゾラニ・テテは、興行観点から言えば英国人王者のリー・ハスキンス、ジェイミー・マクドネルだが、既に2人の王者は次戦が既に確定していることから少し先の話となりそうだ。

 リー・ハスキンスは、5月14日、イバン・モラレス(メキシコ)との初防衛戦。ジェイミー・マクドネルは、4月9日、フェルナンド・バルガスとの4度目の防衛戦が決定している。

 ゾラニ・テテは、2015年3月、IBF(国際ボクシング連盟)から指令されたマックジョー・アローヨ(プエルトリコ)との交渉がまとまらず、興行権が日本円でおよそ230万円で入札され、王座返上を選択。

 その後、今後の方針を含め心配されていたが、英国ボクシング・プロモーター フランク・ウォーレンと契約を果たしている。ファンの間では、WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)との対戦を望む声も多かったが、ゾラニ・テテがバンタム級へ階級を上げたことで、暫く実現は無さそうだ。

 フランク・ウォーレンと契約したことにより、主戦場は英国。英国人王者が他団体にも君臨することから興行面を考えれば、2016年後半以降、WBAレギュラー王者・ジェイミー・マクドネルとの統一戦などが考えられるが、WBA、プロモーターの思惑も有ることから今後どうなるかは不透明感が強い。しかし、ゾラニ・テテがバンタム級トップ戦線に絡んで来ることは確実だろう。

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(Via: boxingscene