米国現地時間、2016年3月31日、4月1日米・ワシントンD.Cで開催されるWBA世界スーパーライト級タイトルマッチ、エイドリアン・ブローナー(米)、アシュリー・テオフェイン(英)の前日計量が行われ、エイドリアン・ブローナーが140.04パウンド、スーパーライト級リミット(140パウンド)0.4パウンド、オーバーで計量失格。WBA(世界ボクシング協会)は、エイドリアン・ブローナーの王座剥奪を決定した。

 アシュリー・テオフェインは、140パウンドで計量をクリア。エイドリアン・ブローナーは、減量に2時間の猶予が与えられたが、減量をせず再計量を拒否。会場に現れることはなかった。試合は、アシュリー・テオフェインが勝利した場合、新王者誕生となり、エイドリアン・ブローナーが勝利した場合、王座は空位となる変則マッチとして行なわれる。

 興行を主催するメイウェザー・プロモーション レナード・エラルベ氏は、交渉条件は明らかにしてないが、エイドリアン・ブローナー陣営と交渉し、試合を行うことを決定。ESPN ダン・レイフィール氏は、ブローナー陣営が5万ドルの罰金を支払うことで合意したと報じている。

 再計量に応じなかったエイドリアン・ブロナーに対し、レナード・エラルベ氏は、「これは、プロフェッショナルとして恥じすべきことだ。彼は、プロボクサーとしての責務を果たすことの重要性を理解していない。」と憤りをあらわにしている。

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 一方、エイドリアン・ブローナーは、米・オハイオ州から暴行及び強盗容疑で指名手配され。週明けの月曜日に出頭すると見られている。ブローナーの地元、シンシナティの警察によると、ブローナーは、2016年1月26日オハイオ州シンシナシティにあるボーリング場で、チーム対抗で賭けボーリングを行い、14000ドル損失。

 その後、ブローナーは被害にあった男性に6000ドルで再度、賭けボーリングを要求したがこの男性は拒否。ブローナーは、その後、仲間8人と駐車場で待ち伏せし、男性を殴り意識不明の重症を追わせた。その後、ブローナーは車に拳銃を取りに戻り、男性から12000ドルを奪い現場から逃走。被害者男性とブローナーは面識があったという。

 地元オハイオ州から指名手配されているエイドリアン・ブローナーは、現在ワシントンD.Cに滞在。警察関係者によると、指名手配はオハイオ州のみ有効。ワシントンD.Cが、ブローナーの身柄を拘束し、オハイオ州に引き渡す義務は無いという。

 オハイオ州から逮捕状がでていること、一連の騒動を受け、D.Cのコミッションは、エイドリアン・ブローナーに試合後に、オハイオ州の警察に出頭することを条件にブローナーの試合を認可した。今後、ブロナーは、10万ドルの保釈金を支払い裁判まで待つか、司法取引すると見られている。

 ブローナーは、一時期はフロイド・メイウェザーJr.の後継とも言われ、人気・知名度も高い選手有り、今までの発言など多めに見られてきた感は歪めない。ブローナーは、計量前日のプレス・カンファレンスでも反省の色は皆無だった。今後、コミッション側は何らかの罰則を科すことが求められる。

 ”プロブレム”の異名をもつブローナーだけに、人種差別発言、リング外での問題発言がクローズ・アップされるケースが多く、最近では師弟関係とも言われていたフロイド・メイウェザーJr.と舌戦を繰り広げている。

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(Via: ESPN Boxing