ランディを葬り、次期スターの呼声が最も高いWBO世界スーパーライト級王者・テレンス・クロフォード(米)は次戦、ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)との対戦交渉が進められていたが、交渉が決裂したことが明らかとなった。

 ルスラン・プロボドニコフは、クロフォードを中継するHBO(米・最大手ケーブルTV局)とはライバル局のShowtimeと契約。Showtimeは、ルスラン・プロボドニコフが次戦、ジョン・モリナJr.との試合を行うことを正式に発表。クロフォード、プロボドニコフの試合は、消滅した。

 テレンス・クロフォードをマネジメントするキャメロン・ダンキン氏は、クロフォードの次戦を6月〜7月に計画。ダンキン氏は「我々は、適当な対戦相手を見つける必要があるが、対戦候補がいない。対戦相手を探さなければならない」と述べている。

 クロフォードをプロモートするトップランク(米・大手ボクシング・プロモーター)は、2016年3試合を予定。内1試合をペイ・パー・ビュー(PPV)を計画しているという。しかし、HBOの2016年内の予算は縮小されており、マッチメークは厳選されることに違いない。

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 クロフォード、プロボドニコフの試合もHBOの予算の関係上マッチメークが難しかったという見方も多い。クロフォードの次戦は2016年6月か7月に米・カリフォルニア州イングルウッドにある「フォーラム」で計画されているが、対戦相手探しは難航するだろう。

 クロフォードは、マイク・パフォーマンスは地味な面があるが、試合ではボクシング・ファンに魅せる場面は必ず作る。2月27日米・ニューヨーク州マンハッタンにあるマディソン・スクウェア・ガーデン・シアターで行われたヘンリー・ランディ(米)戦では、用意された5,092席のチケットは全て完売している。

 クロフォードがスターダムに上がるには、一度は対戦候補に浮上したマニー・パッキャオ(フィリピン)クラスの対戦候補が必要。しかし、パッキャオはフィリピンの上院議員選挙に出馬を表明しており、4月9日に行なわれるティモシー・ブラッドリー(米)との試合を最後に現役引退を表明。
 
 パッキャオがリングに復帰するかは不透明だが、現時点ではWBC世界スーパーライト級王者・ビクトル・ポストル(ウクライナ)との対戦が最も現実的と言えるだろう。

 ボブ・アラム氏は、WBA世界スーパーライト級スーパー王者・エイドリアン・ブローナー(米)との統一戦も可能だと言うが、トップランク、ヘイモン氏は訴訟中であり現実的とは言えない。クロフォードがスターダムにのし上がるには、トップランクの手腕に掛かっていると言っても過言ではない。

(Via: boxingscene