2016年3月5日、米・ワシントンD.CにあるDCアーモリーで行われるWBA世界暫定ヘビー級王者・ルイス・オルティス(キューバ)、トニー・トンプソン(米)の試合は、ノンタイトル戦となることが明らかとなった。

 オルティスをプロモートするゴールデン・ボーイ・プロモーション(GBP)は、WBA(世界ボクシング協会)へノンタイトル戦の承認を要請。WBAは、GBPからの要請を特別に承認。WBAは、いくつかに理由で、オルティス、トンプソンの試合をタイトルマッチとして承認しなかった。

 WBAは、タイトルマッチとして承認しない理由として、トンプソンが44歳という高齢であることに加え、直近5試合中、3試合負けてること。WBA世界ヘビー級15位内にランキングされてないこと、GBPがアレクサンデル・ウスチノフ(ロシア)との暫定タイトルマッチを交渉中であることを挙げている。

 WBAは、ヘビー級トーナメントの開催しヘビー級王座統一戦の開催を決定。ルイス・オルティスもエントリーされ、アレクサンデル・ウスチノフ(ロシア)との指名戦が命じたが、ウスチノフ陣営が準備期間が短すぎるとし延期を要請していた。

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 その後、アレクサンデル・ディミトレンコ(ロシア)との対戦交渉が進めら合意されたと報じられたが、正式契約前にディメトレンコ陣営が高額な報酬アップを要求し、交渉は決裂している。

 オルティスは、31歳でプロデビューした遅咲きの選手。HBO(米・最大手ケーブルTV局)がオルティスの米国での2戦目を決定したが、オルティスは36歳。残された時間はそう多くない。

 オルティスの次戦の対戦相手として、元ヘビー級世界王者・バーメイン・ステイバーン(英)、アンディ・ルイス(メキシコ)、他のトップコンテンダーも名が挙がったが何れも、交渉は成立しなかったと報じられている。

 交渉が決裂した理由の1つとして、ルイス・オルティスの全米での知名度もある。オルティスは、クリチコ政権崩壊後のヘビー級の新たな顔の1人だが、全米での人気・知名度はそれほど高くなく。高額な報酬も確約されないことから、挑戦者から見ればリスキーな点もあるだろう。

 WBC世界ヘビー級王者・デオンティ・ワイルーダー(米)は次戦、アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)との指名防衛戦も決まり今後は、クリチコ政権時代に停滞していたヘビー級戦線も活発になってくるはずだ。何れにせよ、ビッグ・マッチを望むオルティスは、着実に試合を消化し、米国での知名度を上げることでビッグマッチへの道げ開けるはずだ。

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(Via:boxingscene