ロシアへ行くことになるのだろうか。現地時間2016年2月26日、WBC世界ヘビー級王者・デオンテイ・ワイルダー(米)と、同級ランキング1位のアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)の入札が行われ、ポベトキン陣営のアンドレイ・リャビンスキー・プロモーターが、715万ドル(日本円で約8億7900万円)で興行権を落札した。

 大物アドバイザー、アル・ヘイモン氏がアドバイザーを務めるデオンテイ・ワイルダー。入札には、ヘイモン氏のPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)の興行を主催するルー・ディベラ・プロモーターが参加し、510万ドル(日本円で約5億7600万円)で入札したが、リャビンスキー氏の入札額には及ばなかった。

 報酬分配は、ワイルダーが70%、ポベトキンが30%。興行権を獲得したリャビンスキー氏は、3月11日までに開催日時を決定しWBC(世界ボクシング評議会)へ通知する必要がある。

 入札前、ワイルダー陣営が興行件を得れば試合は、米・ニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センターで5月に開催。Showtimeで中継される見方が強かった。ロシアのボクシング界を活性化することを念頭においているリャビンスキー氏は、ロシア開催を望んでいるという。

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 ロシア開催となれば、ワイルダーの王座返上も懸念されるが、ワイルダーのマネジメントを務めるジェイ・ディース氏は「ロシアで戦うことは問題ではないし、王座返上することは無い。ポベトキンは、タフで手強い選手だよ。

 ただ、我々は彼との戦いを既に準備しているし、デオンテイは100%勝利する自身を持っているよ。」とロシアでの防衛戦も受ける構えを見せている。

 ポベトキン陣営は、過去にクリチコとの入札で2300万ドルで興行権を落札。ワイルダーとの入札となれば、潤沢な資金があるポベトキン陣営が、ヘイモンを抑え、興行権を落札する見方は大いにあった。

 36歳になるポベトキンは、2004年アテネ五輪のスーパーヘビー級の金メダリスト。年齢を考えれば残された時間は少ない。ポベトキンの1敗は、2013年10月5日モスクワで、ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)に敗れたのみ。ワイルダーにとって、スピードのあるポベトキンはリスキーな試合となりそうだ。

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(Via: boxingscene