ファン・マヌエル・マルケスをプロモートするサンフェール・プロモーション フェルナンド・ベルトラン氏によると、マルケスは、WBO世界スーパーライト級王者・テレンス・クロフォード(米)を復帰戦の対戦候補として考えていないと報じている。

 マルケスは、復帰戦の相手としてミゲール・コット(プエルトリコ)との試合を望んでいた。ベルトラン氏は、「マルケスは、レジェンド。クロフォードはまだ、興行価値をみてもトップラクラスではない」とクロフォードと対戦する意向が無いことを示した。

 フェルナンド・ベルトラン氏は、人気・知名度も高く、興行収益が見込めるミゲール・コットとの対戦を望んでいることを、ESPN Deportesのインタビューで再度明確にした。

サンフェール・プロモーションと密接な関係にあるトップランク ボブ・アラム氏は、マルケスの復帰戦の相手として、「マルケスの相手として、コットは大きすぎるよ」と述べ、自身の所属する次期スター候補であるテレンス・クロフォードとのマッチメークを希望している。

 ミゲール・コットの復帰戦は、米国現地時間2016年6月18日にニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センターでの開催を予定。既に、ニューヨーク・アスレチック・コミッションへ開催日程を打診し、開催日程、会場は予約済みだという。

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コットの対戦候補は、マルケス、ディエゴ・チャベス

 コットの次戦は、ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)、ディエゴ・チャベス(アルゼンチン)、ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)が対戦候補に浮上。現状、ディエゴ・チャベス、ファン・マヌエル・マルケスが有力とされている。
 
 プロボドニコフをプロモートするバナー・プロモーションと、コットをプロモートするロック・ネイション・スポーツ(RNS)は、訴訟問題を抱えていることからプロボドニコフとのマッチメークは現実的ではない。

 マルケスは2016年に2試合を消化し引退を示唆。リスキーなテレンス・クロフォードより、報酬が確約されビッグマッチとなるミゲール・コットとの試合を選択するのは当然の流れと言える。

 マルケスは、コット戦は、ウェルター級リミットで試合当日152−153パウンドの間で体重を制限することを契約に求めていることから交渉は難航するとの見方が強い。

マッチメークの鍵はHBO

 コットは次戦、HBOとのオプションもあるが対戦相手によってTV局は決まりそうだ。プレミアム・ケーブル局として知られている米・最大手ケーブルTV局HBOの2016年の予算は縮小。 このことから、2016年、HBOのマッチメークは厳選されることが予想される。

 事実上、マッチメークにプロモーター以上に影響力を持つのがHBO。2016年2月28日、米・ニューヨーク、マディソン・スクウェア・ガーデンでハンク・ランディに勝利したテレンス・クロフォードは次戦、6月にロサンゼルスで計画され対戦候補として、ルスラン・プロボドニコフが浮上している。

 パッキャオ、ブラッドリーの3戦目を考えれば、HBOのカードには斬新さに加え、興行収益が見込める、人気・知名度の高い選手同士のカードが求められそうだ。何れにせよ、コットの試合は6月に予定。1試合が決まれば、5月以降の試合も続々と決まりそうだ。

(via: boxingscene