ワタナベジム・渡辺会長は、WBA(世界ボクシング協会)が命じた、所属するWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)と同級レギュラー王者・ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)との王座統一戦の指令について、「確かに話が来ている。戦わざるをえない」と、WBAから命じられた王座統一戦を承諾する構えを見せた。

 渡辺会長は、交渉が進められている元WBA世界フェザー級スーパー王者・ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)との対戦を断り、ハビエル・フォルトゥナとの王座統一戦との交渉へ方針を転換。「試合は海外でやるつもり」とフォルトゥナとの試合を海外で受ける姿勢を示している。

 WBAは、スーパー王者、レギュラー王者、暫定王者、休養王者と王者を乱立してきたが、WBAヒルベルト・メンドサJr.会長は「王者は1人とすると」急遽方針を転換した。今後、各階級での王座統一戦を行うことを示唆。WBAは宣言から、既にWBA世界バンタム級スーパー王者・ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)と、同級レギュラー王者・ジェイミー・マクドネル(英)との王座統一戦を両陣営に命じている。

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 WBAの宣言について、真意を問う声も多かったが一連の行動を見れば、WBAの方針転換は理解できる。内山高志は、ニコラス・ウォータースとの対戦交渉が報じられ、日本では内山が北米デビュー戦でウォータースとの機運が高まっていたことは事実。ここにきて、WBAから急遽フォルトゥナとの統一戦が命じられ落胆する声も多く聞く。

 フォルトゥナと比較すれば、ダルチニャン、ドネアを下し実績、知名度はウォータースが高い。しかし、内山は、米国関係者の間では知名度があるが、米国でのキャリアが無いことを考えれば、チャンスが有るのであれば、米国で試合をし米国ファンに実力を示すことが最優先課題だろう。

 ウォータースより見劣りするが、内山のキャリアを考えてもフォルトゥナとの一戦が決まれば、好カード、内山にとって転換期となるのは間違いない。実力ある内山がインパクトのある試合内容で勝てば、HBO(米・最大手ケーブルTV局)も内山に興味を示していることを考えれば、ニコラス・ウォータースとの対戦は今より、ずっと現実的となるはずだ。

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(Via:スポニチアネックス