WBA(世界ボクシング協会)ヒルベルト・メンドサJr.会長は、「王者は1人にする」そう宣言した。その発言の真意を問う声も多く聞くがWBAは、WBA世界バンタム級スーパー王者・ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)と、WBA世界バンタム級レギュラー王者・ジェイミー・マクドネル(英)両選手に対し、王座統一戦を指令した。

 WBAは、両陣営に交渉を開始するよう通達。交渉期間は30日に与えられ、交渉がまとまらない場合、興行権は入札となる。両陣営は、ビジネス・パートナーで有り関係性は良好。マッチメイクの障害も無いことから、交渉が成立する可能性は非常に高いと言える。

 ファン・カルロス・パヤノは凄腕アドバイザー、アル・ヘイモン氏傘下の契約選手。対する、ジェイミー・マクドネルは、ヘイモン氏とビジネス・パートナーである、マッチルーム・プロモーション エディ・ハーン氏がプロモートしている。

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 WBAは、スーパー王者・暫定王者と各階級で王者を乱立。WBAは、暫定王者設立について「多くのボクサーにチャンスを与えるため」としているが、”承認料稼ぎ”、王者の権威が薄れると批判の声は多い。スーパー王者に関しては、明確な規定をしておらず、WBAの裁量により決定されることから「スーパー王者」の必要性を問う声も多く聞く。

 WBAは、王者乱立から”あるべき姿”への方針転換を宣言。WBAが提案した、ヘビー級トーナメント、統一戦の指令は、王者乱立への批判を受けての対応処置だろう。ヒルベルト・メンドサJr.会長が宣言した「王者は1人にする」はあるべき姿だ。WBAは、宣言から実際に行動に移したことは、今後に期待できそうだ。

 各階級の統一戦が実現すれば、ビッグファイトの実現の可能性もでてくる。WBA世界ミドル級スーパー王者には、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)。レギュラー王者には、ダニエル・ジェイコブス(米)が君臨。プロモーター、中継局の関係で試合の実現は難しい。WBAの働きかけが欲しいところだ。

(Via:boxingscene