IBF(国際ボクシング連盟)は、WBA・WBC暫定・IBF世界統一ミドル級王者・ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)に対し、同級ランキング3位のドミニク・ウェイド(米)と指名防衛戦を行うよう通達。両陣営に対し交渉を行うよう指令した。IBFからの指令に対し、ドミニク・ウェイド陣営は指名戦を承諾する構えを見せている。

 IBFのスポークスマンによると、交渉期間は30日。交渉が纏まらなかった場合は、2016年2月に興行権の入札が行なわれると述べている。ゲンナディ・ゴロフキンは、WBO世界ミドル級王者・ビリー・ジョー・ソーンダース(英)との統一戦の交渉を進めていたが、報酬、開催地などの条件で交渉が纏まらず決裂。

 IBFは、ゲンナディ・ゴロフキンへ、同級ランキング1位のトリアーノ・ジョンソン(バハマ)との指名戦を指令。ジョンソンとの交渉が進められていたが、ジョンソンが肩を負傷していることが判明。ゴロフキン陣営が予定している4月開催までに、回復の見通しがたたないことから延期。ゴロフキン陣営は、カネロ戦前に対戦相手探しに困窮していた。

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 IBFは、ゴロフキン陣営に対し、WBO世界ミドル級王者・ビリー・ジョー・ソーンダースとの統一戦が決まれば、指名試合の免除を要請する権利があったと述べていてる。ドミニク・ウェイドは、「プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ」(PBC)を主催するアル・ヘイモン氏と契約を結ぶ選手である。

 ドミニク・ウェイドは、戦績は18戦全勝のレコードだが、まだトップコンテンダーとの対戦の経験は無い、25歳の売出し中のホープだ。ハイリスクなゲンナディ・ゴロフキンとの対戦は、ヘイモン氏が考える今後のロードマップ次第と言えるだろう。

 ゴロフキンは、HBO(米・最大手ケーブルTV局)と契約を結ぶファイターであり、HBOは、ヘイモン傘下の選手を閉め出した経緯もあることから、対戦交渉の成り行きにも注目したい。ゴロフキンの次戦は、開催地は未定だが2016年4月23日に予定されている。

 主要4団体(WBA,WBC,WBO,IBF)の認可団体のうち、IBFは規定どおり厳格に対処することから、ソーンダース戦の交渉が決裂し、ビッグマッチを模索するゴロフキン陣営だが、WBC世界ミドル級王者・サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)との統一戦の交渉前に、ドミニク・ウェイドとの対戦は避けられそうにない。

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(Via:boxingscene