「引き分けでもよかったと思う」判定結果に不満を漏らし、2015年12月31日、WBA世界フライ級レギュラー王者・井岡一翔(井岡)へ再戦するファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)は25日、大阪市内で練習を公開。公開練習は、異例ともいえる「2分」で終了し、レベコ陣営の緊張感が漂っている。

 ファン・カルロス・レベコは、「井岡戦へ全て順調に準備が進んでいるよ。私はベルトを取り返す。井岡の初戦の試合結果から、私は多くのことを見直す必要があったんだ。私は世界王座に返り咲く為に、初戦とは異なる戦いかたをするつもりだよ。

 井岡との試合を経て、多くのミスを犯していたことを認めるよ。彼は、優れたカウンター・パンチャーだ。今回は、それを念頭において戦略を立てている。試合開始時、いかなるシーンにおいても彼にその機会を与えてはいけない。相手の側面、相手の射程圏外に動く必要があると思っている」と語り、故郷アルゼンチンのファンにベルトを持ち帰ることを約束した。

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 初戦の試合が終わり、元王者・ファン・カルロス・レベコ陣営は判定結果を不服とし、WBA(世界ボクシング協会)へ再戦を要求。WBAは、レベコ陣営の再戦要求を承認し、両陣営に再戦を指令していた。しかし、初戦の契約に再戦条項が含まれており、興行権はレベコ陣営が握っており「ダイレクト・リマッチ」は行わずに、レベコとの再戦前にロベルト・ドミンゴ・ソーサ(アルゼンチン)との戦い、年末にレベコとの再戦を行う計画だった。

 強豪ひしめくフライ級は、WBC世界フライ級王者・ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)を筆頭に、井岡の保持しているWBAには、WBAスーパー/WBO王者・ファン・フランシススコ・エストラーダ(メキシコ)。IBFは王者・アムナット・ルエンロエンが君臨している。

 インターネットが普及し、様々な選手の情報が入ってくる時代。認可団体の王者乱立、世界的な評価は「複数階級制覇」「世界王者」だけでは得ることは難しい。求められるのは、その階級の強者との戦い。世界的に見ても現フライ級では、ゴンサレス、エストラーダ、この2人の「商品価値」は最も高い。陣営次第となるが、自分の商品価値を上げるには高い水準の対戦相手が求められる。2016年、井岡陣営の方向性に期待したい。

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(Via: boxingscene