2016年、実現が期待されるビッグマッチ、WBC世界ミドル級王者・サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)対WBA・WBC暫定・IBF世界ミドル級王者・ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)の統一戦なのは間違い無い。WBCは(世界ボクシング評議会)は、この2人に統一戦を行うよう義務付けている。

WBC(世界ボクシング評議会)は、カネロ、ゴロフキンの両陣営に、次戦統一戦を行うように通達。WBCは、両陣営が前向きに交渉しているとし交渉期限を先延ばしにしていた。WBCは、カネロ対GGGの試合を、ボクシングで最も重要なイベントの1つだと述べている。

WBCマウリシオ・スライマン会長は、現地時間14日、カネロ、ゴロフキンの次戦を「選択防衛」を特別承認。両陣営の次戦が終わる2016年5月31日を期限に交渉を纏めることで一先ず合意した。期限までに交渉が纏まらない場合は、興行権は入札。対戦を拒否すれば、保持する王座を剥奪することを発表。カネロ、ゴロフキンは、2016年9月メキシコの独立記念日開催を目標に交渉が進められる。

発表に伴い、GBP、K2プロモーションズと会談を交わしたWBCマウリシオ・スライマン会長は、「カネロ、GGGの統一戦は、ボクシング・イベントの中で最も重要な試合なんだ。プロモーターのGBP(ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ)、K2プロモーションズ良い会談の場が持たれている。目標は、この戦いを実現させることなんだ。」とカネロ、GGGの対決を実現させたいことを強調した。

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14日会談したGBP エリック・ゴメス氏は、米・スポーツ専門メディアESPNのメディア・インタビューにおいて、ゴロフキンとの試合について「勿論、ゴロフキンとの試合を実現したいね。多くのボクシングファンがこの試合を実現することを願っているだろうし、我々もファンの願いを叶えたいと思っている。

これからゲンナディのプロモーターK2プロモーションズと、試合についての契約条件を交渉していくつもりだよ。この試合は、公平でなければならない。ゲンナディとの試合の前に、我々は2016年5月に予定している臨時の戦いを同意を得る必要があったんだ。同意を得たことは、試合実現への大きなステップだと思っている。

実現への課題は解決されていない

カネロ、ゴロフキンは、統一戦まえ1試合を挟み、その後、両陣営で交渉を開始することでWBCと両陣営が合意。WBCは、統一戦前の「選択防衛戦」を特別承認したが、交渉の最大の焦点となる問題に関しては解決しておらず、先延ばしとなった感が歪めない。

両者の「報酬分配」と、試合実現への最大の焦点となる「契約ウェイト」問題に関しては、今回のWBCとの会談の中では詳細に関しては議論されていない。ゴロフキンは、レミューを粉砕。メキシカン・スターのカネロとの試合が決まれば、多額の報酬も確約され、人気・知名度も上がりメリットは大きい。試合をしない選択肢は無く、交渉を延長してでも纏めたいだろう。

一方で、カネロはGBPの看板選手。コットに勝利し金星を手にしたが、ボクシング・ファンから本当のスーパー・スターと認められるには、ゴロフキンとの統一戦に挑み勝利する必要がある。GBPの看板を背負うカネロ。GBPにとって、ゴロフキンとの統一戦はハイリスクな試合。ショッキングな負け方をすれば、「商品価値」は大きく下落するだろう。

それでも「ファンが見たい試合を実現する」と言ったGBP オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏の言葉を信じて待とう。

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(Via: ESPN Boxing