WBC(世界ボクシング評議会)は、2016年統一戦の実現へ向け交渉が進められているWBC世界ミドル級サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)と、WBA・WBC暫定・IBF世界ミドル級王者・ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)の交渉期限を、2015年12月14日まで延期することを発表。試合実現への期待感が高まるが、交渉は難航しているようだ。

 カネロをプロモートするゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)と、ゴロフキンをプロモートするK2プロモーションズは、14日(月)ロサンゼルスで試合の交渉を予定。会談の場にはWBC会長マウリシオ・スライマン氏も同席するという。

 米・スポーツ専門メディアESPN ダン・レイフィール氏によると、交渉関係者らは、両者の次戦に実現を目指し交渉しているが、試合実現は、2016年9月頃になると見解を示している。カネロは次戦を2016年5月。ゴロフキンは、2016年2月〜3月に予定していることから、王座統一戦前に両者は一戦挟むことを契約条件に入れ、2016年9月へ実現する方向で交渉が進められるとの見方を示している。

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 交渉が難航している要因として、報酬分配、ウェイト問題が上げられている。報酬分配は、米国での人気、知名度を考えればカネロがAサイド。もっとも実力は、ミドル級での実績を考えればゴロフキンがカネロを上回るのは周知の事実だろう。

 しかし、フロイド・メイウェザーJr.が引退した今、マニー・パッキャオ(フィリピン)に次ぐ中量級のスーパースター候補で最も「興行価値」が高いのは、HBOの視聴率、PPV(ペイ・パー・ビュー)購入件数を見ればカネロなのは間違いない。

 交渉の最大の焦点となるのは、「契約ウェイト」に関してだろう。カネロは、155パウンドのキャッチウェイトを望んでいるという。ミドル級リミットで戦ってきたゴロフキンに関して言えば、155パウンドで戦うことは少なからず調整にも影響がでてくる。コット、カネロ戦ではどちらかが有利、不利になる条件下での「契約ウェイト」でなかった。

 昨今のビッグマッチは、キャッチウェイトの恩恵があり実現している面も大きいのは事実だが、このままキャッチウェイトを特別承認していたら世界タイトルマッチの権威はますます薄れる。もし、カネロ、ゴロフキンが155パウンドで合意した場合、カネロには多くの批判が集まるだろう。次期スーパースター候補と言われるカネロ。ゴロフキンとの統一戦は避けては通れない道。カネロ、GBPは、どういった結論をだすのだろうか。

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(Via: ESPN Boxing

 
 

 

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