WBA世界スーパー・WBC暫定・IBF世界ミドル級統一王者・ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)と、WBA世界レギュラー王者・ダニエル・ジェイコブス(米)の統一戦は実現するのだろうか。ダニエル・ジェイコブス、ゴロフキンとの試合は現実的でないと分かっていても、実現して欲しいと願ってしまう勝利だった。

 WBA世界ミドル級レギュラータイトルマッチは、現地時間2015年12月5日に王者・ダニエル・ジェイコブスと、挑戦者・ピーター・クイリン(米)に地元ニューヨーク州ブルックリンで開催された。セミ・ファイナル時点では、観客は静かだったが、メインイベントは地元対決、友人でもある2人が戦うことでバークレイズ・センターに集まった観客から歓声が湧き上がった。試合は、ダニエル・ジェイコブスが1ラウンド1分25秒でTKO勝利を収め3度目の防衛戦に成功した。

 地元対決はダニエル・ジェイコブスが制した。ジェイコブスがセンセーショナルな勝利をしたことで、ゲンナディ・ゴロフキンとの統一戦が浮上するが、ジェイコブスは、アル・ヘイモン傘下の選手。ゴロフキンは、ヘイモン氏と契約している選手をリングにはあげることはないHBO(米・大手ボクシング中継局)と契約していることから試合実現へのハードルが高い。

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 ジェイコブスは、2015年12月19日に英国マンチェスターで行なわれるWBO世界ミドル級タイトルマッチ「アンディ・リー対ビリー・ジョー・ソーンダース」の勝者と統一戦を行うことが濃厚。プロモーター間、中継局との障害もなく現実的だ。しかし、WBO(世界ボクシング機構)は過去に、WBAとの統一戦に関してはスーパー王者との試合のみ統一戦と認定する意向を示していることから統一戦とならない可能性は高い。

 ジェイコブス、クイリンの興行をプロモートした、ルー・ディベラ氏は、「ジェイコブス、ゴロフキンの戦いは将来起こる可能性があると考えているよ。勿論、この戦いに関してファイターが契約している中継局の問題があることを承知しているよ。Showtimeは、確かにジェイコブス、クイリンを長年サポートしてきたし、ビジネス・パートナーとして今後も戦いをサポートする権利があるとおもっている。

 ゴロフキンは、HBOと契約しジェイコブスとの試合実現には、中継局が障害になることはわかるんだ。ただ、ゴロフキンとの試合はビッグ・ファイトになるし、大金が動く試合になる、金がものを言うんだよ」とゴロフキンとの対戦に前向きであることを示している。

 ジェイコブスの次戦は、現実的に見れば12月19日に行なわれるWBC世界ミドル級タイトルマッチの勝者だろう。ボクシング・ファンは、選手、プロモーターの都合、政治的な理由に関係無くビッグ・マッチ、実力者との試合を望んでいる。カネロ、ゴロフキン。ジェイコブス、リー、ソーンダースは別リーグだと考えてしまえば済む話なのだろうか。ファンが望むサプライズを実現して欲しい。

(Via: boxingscene