米国現地時間2015年12月5日、ニューヨーク州ブルックリンにあるバークレイズ・センターで行なわれるWBA世界ミドル級レギュラータイトルマッチの前日計量が現地時間4日に行われ、王者・ダニエル・ジェイコブス(米)、挑戦者・ピーター・クイリン(米)の両選手が計量にパス。クイリンは、ミドル級王者・ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)との統一戦について言及した。

ジェイコブスは159.5パウンド、クイリンは159パウンド。両選手、ミドル級リミット(160)よりアンダーで計量をパスした。試合は、Showtime(米・大手ボクシング中継局)が、ET時間(東部標準時)9時より配信。両者は、1.5ミリオン(日本円で約1億8500万円)の報酬を得る。

アンダーカードで行なわれるWBA世界フェザー級レギュラータイトルマッチ12回戦、王者・ヘスス・クエジャール(アルゼンチン)、挑戦者・ジョナサン・オケンド(メキシコ)の両選手125.25パウンドで計量にパス。クエジャールは、20万ドル(日本円で約2460万円)、オケンドが、10万ドル(日本円で約1230万円)の報酬を得る。

Sponsor Link

ピーター・クイリンは、勝者とWBC世界暫定ミドル級王者・ゲンナディ・ゴロフキンとの統一戦について、プロモーター間、TV局の関係について言及。「ジェイコブスに勝利すれば、再びゲンナディ・ゴロフキンとの戦いが浮上することは認識しているよ。ゴロフキンとの戦いは実現すべき戦いなんだ。

ボクシング界の政治的な理由でトップ・ファイター同士の試合が実現できないことに失望しているよ。メイウェザー、パッキャオの試合が、プロモーター間の壁を超え実現したように、ゴロフキンとの戦いも多くの金を生み出すビッグ・ファイトになるはず。HBO(米・大手ボクシング中継局)と、アル・ヘイモンはビッグ・ファイトを実現する為、ビジネスするべきだと思っている」と語っている。

トップランク、ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)は、多くの選手をHBOと契約を結んでおり、TV局の都合、プロモーター間の訴訟問題も重なり問題が複雑化し、ヘイモン傘下の選手との試合実現が困難な状態となっている。クイリンが問題提議しているように、ビッグ・ファイトがプロモーター間、TV局との都合で実現出来ないのは1つの問題点だろう。

パッキャオのラストファイトにトップランク契約選手以外(例外としてカーン)が候補として挙がっていないのもプロモーター間の障害のためだ。メジャー4団体となり王者の権威は薄れ、実力者同士「ベスト対ベスト」の試合が求められる時代。HBO、Showtimeもライバル同士なのは承知だが、ビッグ・ファイトに向けお互いが歩み寄り、フレキシブルな対応が求められることは間違いないだろう。

(Via: boxingscene