ブランドン・リオス(米)との試合で、スピード、回転力を活かしたボクシングを復活させたWBO世界ウェルター級王者・ティモシー・ブラッドリー(米)。次戦は、同級ランキング1位のサダム・アリ(米)との指名防衛戦が義務付けられているが、ビッグマッチ、大きな報酬を望むティモシー・ブラッドリーとの対戦は、2016年実現するのだろうか。

サダム・アリのマネージャーを務めるアンソニー・カタンザロ氏は、2016年にブラッドリー、アリの試合が実現するか確信がないという。「ブラッドリーが、アリとの指名戦を受けることを望んでいるよ。でも、彼がアリとの試合を受けないのであれば、それも理解できるんだ。彼は、ブランドン・リオスとの試合に勝利し、より大きな報酬を望んでいるだろうからね。」と語っている。

ブラッドリーをプロモートするトップランク(米・大手ボクシングプロモーター)ボブ・アラム氏は、複数の英国メディアから報じられているブラッドリー、ケル・ブルックの統一戦について否定。ブラッドリーは、マニー・パッキャオ(フィリピン)のラスト・ファイトの候補だと述べ、パッキャオからの決断を待っているという。

Sponsor Link

ボブ・アラム氏は、パッキャオがティモシー・ブラッドリーを選択したかった場合、WBC世界ミドル級王者・サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)が候補だと述べている。ティモシー・ブラッドリーは、ジェシー・バルガス(メキシコ)との再戦には興味を示さず、以前は、ミゲール・コット(プエルトリコ)と試合をしたい意向を示していた。次戦は何れにせよ、マニー・パッキャオの回答次第となりそうだ。

ティモシー・ブラッドリーは、トレーナーの変更もあると思うが、ブランドン・リオスとの試合では、自身の得意とする回転力のあるスピードを活かした、出入りの速いスピード・ボクシングを復活。最近は、ファイター・スタイルへと変貌を遂げていたが、ブラッドリーはこのスタイルが一番の強みだろう。

トップランクが、サダム・アリとの指名試合に難色を示すのは、サダム・アリの知名度が低くHBO(米・大手ボクシング中継局)が興味を示さないからだろう。WBO(世界ボクシング機構)が、正式にブラッドリー陣営にサダム・アリとの指名戦を命じ、ブラッドリー陣営が応じなければ剥奪されるだろう。

「指名試合」よりもビッグマッチが先行される時代。ビッグ・マネーの動くボクシング界ならではのこと。しかし、指名試合の規定も各団体によって明確ではなくグレーな部分が多い。認可団体によっては、優遇される選手も目に付き認可団体の承認料稼ぎも見え隠れするのも事実。各団体は、「ローカル・ルール」を排除し、各団体でルールを明確にし統一化をはかり「指名試合」を厳守すべきではないだろうか。

(Via: boxingscene