トップランク(米・大手ボクシングプロモーター)ボブ・アラム氏は、マニラ・タイムスへ2016年4月にラスト・ファイトを迎えるマニー・パッキャオ(フィリピン)の対戦候補に、WBO世界スーパーライト級王者・テレンス・クロフォード(米)、アミール・カーン(英)2人が候補であることを明かした。ボブ・アラム氏は、マニー・パッキャオの対戦相手について交渉中だが、数日中にも正式発表する見通しであると語った

ボブ・アラム氏は、2015年10月米・ニューヨークでマニー・パッキャオと引退について会談。パッキャオは、ボブ・アラム氏へ「この試合が最後になる」と話たという。マニー・パッキャオは、既に引退を表明。引退後は、2016年5月フィリピンでおこなわれる上院議員選挙へ立候補し、今後は政治活動に専念する意向であることを明かしている。

パッキャオのトレーナーで知られるフレディ・ローチは、ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)との5戦目に意欲を示しているが、ボブ・アラム氏はマルケス戦を否定。マルケス戦には興味が無いことを示している。

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ビッグマッチを求めるカーンの願いは届くのか

現スーパーライト級最強と言われる次世代のスター候補テレンス・クロフォードは、パッキャオ戦を熱望。ディエリー・ジャンとの試合後のインタビューで「マニーとの試合は準備ができている。ボブ、この戦いを実現しようじゃないか」と語っている。

アミール・カーンは、クリス・アルジェリに勝利したがインパクトが弱いこともあり、願っていたフロイド・メイウェザーJr.のラスト・ファイトに選出されず願いが届かなかった。次戦は、マニー・パッキャオとのビッグマッチを熱望。次戦は、ダニー・ガルシアとのリマッチ案も浮上しているが、ヘイモン傘下であるカーンとパッキャオが試合を実現するにはハードが高い。

クロフォードが最有力候補

現実路線では、テレンス・クロフォードが最有力候補なのは間違いない。パッキャオと同じくトップランク傘下であり、HBO(米・大手ボクシング中継局)と契約し試合をするに辺り、障害は全くない。対して、アミール・カーンは、トップランクと相反するアル・ヘイモン氏と契約。ヘイモン氏が、カーンをHBOのリングに上げるのを許可するとは考えづらい。パッキャオも同じようにPBC、Showtime(米・大手ボクシング中継局)のリングに上がることは契約上難しいだろう。

しかし、ボブ・アラム氏、アミール・カーンは、「プロモーターの障害は問題にはならない。アミール・カーンの父、叔父とプロモーターの問題に対処している」と述べている。パッキャオとのラスト・マッチの切符を手にするのは、果たしてスター・ロードを昇りゆくクロフォード、ウェルター級激戦区でトップ戦線に返り咲きビッグマッチを望むカーン、新たな第3の候補なのか。今後に期待したい。

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(Via: boxingscene