30日、横浜市内にある大橋ジムで行われた記者会見で、大橋会長は「これが事実上の世界挑戦者決定戦だ」と明言した。大橋ジムは、2015年12月29日、東京・有明コロシアムで、日本フェザー級王者・細野悟(大橋)が、下田昭文(帝拳)を相手に5度目防衛戦を行うことを発表した。

細野、下田の試合は、同興行のメインイベントWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者・井上尚弥(大橋ジム)、同級ランキング1位のワリート・パレナス(フィリピン)のアンダーカードとして構成される。

この他、八重樫東(大橋)がIBF世界ライトフライ級王者・ハビエル・メンドサ(メキシコ)を相手に3階級制覇に挑戦。OPBF東陽太平洋スーパーフライ級王者・井上拓真が、同級1位のレネ・ダッケル(フィリピン)を相手に初防衛戦を行うことが決まっている。

世界戦再挑戦を目指す下田は、「日本タイトルマッチという王座以上に細野選手に勝利すれば国内最強を証明し、主要4団体の世界ランキングを獲得できる。復帰戦3試合目でのタイトルマッチは早かったと感じているが、良い時期に決まったと思っている。試合に勝利することは勿論、世界戦が見えてくる試合をしなければならないと思っている」と語っている。

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王者・細野は、「下田選手との試合が決まったと聞いた時は凄い嬉しかったんだ。何より実力者との試合が決まって良かったと思う。下田選手の印象は、ボクシングが上手い、さばかれないようにしたいと思う。試合は勿論KO勝利を望んでいるが、相手はそう簡単にはさせてくれないかもしれない。打ち合って勝つつもりでいく」と語っている。

細野は主要4団体の世界ランキングに入り、世界挑戦の機会をうかがっている。大橋会長が明言したとおり、この試合が事実上の世界挑戦者決定戦となるのは大げさではないだろう。下田は、一度WBA王者になったが初防衛戦で王座陥落。その後、WBO地域タイトルで、マービン・ソンソナ(フィリピン)に挑戦するも2回KO負け。その後、国内で復帰戦を2度行い勝利し、世界再挑戦を目指している。

メインイベントの前に行なわれる細野、下田の試合は熱い試合となりそうだ。細野は世界戦を3度行いベルト奪取に失敗。下田昭文は、WBA世界王者になるも初防衛戦に失敗。その後のWBO地域タイトル奪取に失敗している。両者ここで負けたら後が無くなると言っても過言ではない。一度、世界挑戦への道が絶たれれば、その後のチャンスは簡単には巡ってこない。この試合が世界挑戦権を得るかは不明だが、激戦区フェザー級での世界挑戦はタイミングが鍵となるだろう。

(Via: 帝拳