「ボクシング・ファンが望む試合をマッチメイクするべきだ」ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP) CEO オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏は、ファンに向け発信。この言葉に嘘偽りは無く、2015年後半、HBO(米・ボクシング中継局)で予定されているGBP興行のマッチメイクの品質水準は高い。2016年は、2015年以上に好カード”メガ・ファイト”の期待感が高まっている。

HBOのマックス・ケラーマン氏は、「2015年後半に用意された対戦カードは、ファンが本当に望んでいる試合の序章なんだ。HBOは、ボクシング界最高の水準だよ。2015年後半に行なわれる試合は、2016年に起こる”偉大な戦い”に繋がる。コット、カネロの勝者は、GGGとの試合に繋がる可能性もあるんだ」と2016年も最高水準の試合を提供することを約束した。

10/17 HBO

米国現地時間、2015年10月17日、ニューヨークにあるマディソン・スクウェア・ガーデンにて、WBA・WBC世界暫定王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)、IBF世界ミドル級王者デイビッド・レミュー(カナダ)との3団体王座統一戦が行なわれる。アンダーカードには、WBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が、ブライアン・ビロリア(米)を相手に3度目の防衛戦を行う。

10/24 HBO

米国現地時間、2015年10月24日、ネブラスカ州オマハで、WBO世界スーパーライト級王者・テレンス・クロフォード(米)が、ディエリー・ジャン(カナダ)を相手に初防衛戦を行う。

11/7 HBO

米国現地時間、2015年11月7日、ネバタ州ラスベガスで、ティモシー・ブラッドリー(米)が、ブランドン・リオス(米)と対戦する。タイトルマッチになるかは未定。

11/21 HBO

米国現地時間、2015年11月21日、ネバタ州ラスベガスにあるマンダレー・ベイ イベント・センターで、WBC世界ミドル級王者ミゲール・コット(プエルトリコ)が、サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)を相手に2度目の防衛戦を行なう。セミファイナルには、WBC世界スーパーフェザー級王者 三浦隆司が、フランシスコ・バルガスを相手に5度目の防衛戦を行う。

11/28 HBO

ドイツ、デュッセルドルフにあるエスプリ・アレーナで、WBA・IBF・WBO世界ヘビー級スーパー王者・ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)が、タイソン・フューリー(英)を相手に防衛戦を行う。

Sponsor Link

GBPのリスク

10380965_10152971588179271_5928302688722130814_n

「GBPは、トップ選手をタフな試合に送り出すことを恐れていない。これは正しいアプローチだよ。レミュー、カネロが敗戦したとしてもGBPの決断は正しい。GBPは、今後もこのような方向性を示せば今以上に繁栄するだろう」とHBOマックス・ケラーマンは語る。

アル・ヘイモン氏と契約してる選手のプロモーション権利を放棄したGBP オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏は、デイビッド・レミューと新たに契約。空位のIBF王座を獲得したデイビッド・レミューは、ゴロフキンとの対戦が持ち上がるも、2016年以降となる見方が強かったが、対戦が実現した 。

今や、カネロとレミューはGBPの看板選手。デイビッド・レミューの、スピード、エキサイティングなファイトスタイルは魅力であるが、ゲンナディ・ゴロフキンとのマッチメイクはリスクは高く、ゴロフキン有利なのは揺るがない事実だろう。もし敗戦すれば、今後のレミューのマッチメイク、GBP興行のビッグマッチにも影響するという考えが一般的だ。

GBPとしては、ゲンナディ・ゴロフキンとの試合はリクスが大きいが、現段階ではゴロフキンとの対戦が興行的にも最も成功が約束される対戦カード。この試合は、2016年(コット、カネロ)の勝者とのビッグマッチへ繋がる試合でもあり、GBP陣営としてのリスクは大きいことは事実だが、2016年に繋がるビッグマッチを考えれば、リスクは覚悟の上での選択だろう。

必ずしも、ファンが望む試合がマッチメイクされるとは限らないが、プロモーターとしての方向性は正しくファンが望む「ゴロフキン、レミュー」に試合を実現したGBPは賞賛すべきだろう。ビッグ・ファイトに敗戦したファイターの「商品価値」が低下することは事実であり、売り出し中の選手はマッチメイクがスターへの鍵を握る。GBPとしては、2016年にカネロ、レミューを希望してることは周知の事実だが、両選手が負けた場合の、GBPへの打撃は計り知れない。

関連記事:
GGG、レミュー7日前の計量チェックをパス

最強王者ロマゴン、ビロリア先へ向け最高の試合を魅せることを約束

(Via: boxingscene