「私は、PFPランキング1位になることは想像もしてなかった」と謙虚に語ったのはWBC世界フライ王者・ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)。リングマガジン(米・ボクシングメディア)は、最新のパウンド・フォー・パウンド(PFP)を更新。WBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が、PFPランキング1位に輝いた。リングマガジンは、米で最も権威あるボクシング・メディアとされている。PFPランキングにはオリンピック選手であっても難しいとされ、軽量級選手が選出することは異例。しかし、それは現実のものとなった。

「PFPランキング1位に選ばれたことを嬉しく思っています。私のチームと神に感謝します。私の努力が価値位を見出した」と電話インタビューで述べたゴンサレスは、米国現地時間2015年10月17日、ニューヨークにあるマディソン・スクウェア・ガーデンでブライアン・ビロリアを相手に3度目の防衛戦を行う為、現在、コスタリカでトレーニング・キャンプを張っている。

「私は、3階級制覇しPFPの1位になることは想像することが出来なかったが、私の家族と、アレクシス・アルゲリョとの出会いが私に影響を与えたことは確かなんだ。私は、ニカラグアで唯一の王者。これを気に若者に夢を与え、若者達のモチベーションを引き出すきっかけになることを期待している」と述べている。

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”チョコラティート”の愛称で知られるローマン・ゴンサレスは、43戦全勝KO率は”86%”を誇る。ゴンサレスは、オフェンス面での評価が高いが、オフェンス同様、ウィービング、ダッキング、ヘッドスリップ、ポジショニング技術に加え、身体も柔らかくパンチを被弾しても芯では貰わずディフェンス面が破綻することは少ない。

フロイド・メイウェザーJr.が正式に引退を表明。2015年後半、新たな時代が幕を開ける。現代ボクシングでの象徴でもあり”ディフェンス・ジーニアス”のフロイド・メイウェザーJr.とは、対象的なファイト・スタイルで知られるゴンサレス。ボクシングが近代化され、より競技性の強いものにシフトする傾向も見られるが、ゴンサレスのような”エキサイティング”なスタイルは多くのボクシング・ファンを魅了する。

全階級をとおして、攻撃力、ディフェンス能力も優れ、ボクシング・スキルは超一流。強者を求めるハングリーな姿勢、最強王者に穴は見当たらない。エドガル・ソーサを初回で葬り去ったことを考えれば、ビロリアも厳しい戦いを強いられることは確かだ。中量級以降が主戦場の米でHBO(米・大手ボクシング中継局)との契約を果たし、メガマッチを目論むゴンサレス陣営は、今後、ファン・フランシスコ・エストラーダとの統一戦、来年以降は、スーパーフライ級への参戦が確実になってくるだろう。

(Via: ESPN