世界で最も稼ぐアスリート、フロイド・メイウェザーJr.のラスト・ファイトが、米国現地時間2015年9月12日、ネバタ州ラスベガスMGMグランド・ガーデン・アリーナで、WBA世界ウェルター級暫定王者アンドレ・ベルトを相手に実現する。

「俺は、2015年9月12日、カリム・メイフィールドかアンドレ・ベルトと戦うことになる」とフロイド・メイウェザーJr.は、米・ボクシング・メディアに話した時、誰もが冗談だと思っていた。アンドレ・ベルトとの試合は、Showtime最後の6試合目となり、フロイド・メイウェザーJr.はベルトとの試合を最後に引退すると公言している。

メイウェザーJr.陣営は、ベルトとの最終記者会見で50戦目を否定「49戦目が俺の最後の試合になる。今後は、メイウェザー・プロモーションズの運営を、エラルベと一緒にやっていく。コンサートの興行、新たなビジネスにもチャレンジしていく予定だよ。」

「俺のようなボクサーは存在しない。俺は経験豊富なキャリアを持っている。年齢と共にキャリアを通じてよりクレバーになっている。健康であることは何よりも重要なんだ。49戦目を迎えられたことを嬉しく思う。48戦のキャリアで最も重要だったのはマニー・パッキャオとの試合だ。49戦目がラスト・ファイトさ」と試合前に語っている。最終カンファレンスの模様は、asukaさんのブログが参考になるので是非見て欲しい。

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米・ボクシングメディアを含め、フロイド・メイウェザーJr.は、2016年に引退を撤回しリングに復帰する見通しが強いとの見解を示している。メイウェザー・プロモーションズ CEO レナード・エラルベ氏は、「フロイドの試合は49戦目がラスト・ファイトになる。フロイドが50戦目をMGMの新しいアリーナで行う噂があるけど、MGMリゾートからのアプローチは無いし、何度も言うけどベルト戦がラスト・ファイトになる」と噂を否定。

2016年春頃、MGMリゾートがおよそ20,000人を収容できる新しいアリーナがラスベガスに完成。その「こけら落とし」としてフロイド・メイウェザーJr.が復帰戦を行うという憶測が米・ボクシングメディアから上がっていた。

アンドレ・ベルト戦は、2,100シートが売れ残り、PPV(有料放送)の売り上げも心配されるが、パッキャオ戦で巨額の収益を得ていることから、中継するShowtime(米・ボクシング中継局)としては多少の赤字は覚悟の上。この試合、フロイド・メイウェザーJr.は、$32million(日本円で38億円)の報酬が確約され、報酬金額とは別にPPVの収益が上乗せされる。

50戦目は果たして

CottoCanelo

もし、メイウェザーJr.が50戦目を行うのであれば興行収益が最も見込める、2015年11月21日ラスベガスでマンダレイ・ベイで行なわれるミゲール・コット、サウル・”カネロ”・アルバレスの勝者。マニー・パッキャオとの再戦が浮上することはほぼ間違いないだろう。

メイウェザーJr.に相応しい対戦相手は、キース・サーマン、ダニー・ガルシア、ショーン・ポーター、アミール・カーンと実力者達が揃うが、コット、カネロ、パッキャオほど興行収益を見込めるボクサーにはまだ育っていない。

コットは、カネロ戦をクリアすれば、ゲンナディ・ゴロフキンとの対戦が義務付けられているが、ゴロフキンと統一戦を行う可能性は限りなく低いだろう。コットのアドバイザー、ギャビー・ペニャガリカーノ氏は、メイウェザーJr.との再戦について興味を持っていると話し、再戦の意向があることを示唆している。

コットは、ロック・ネイション・スポーツ(RNS)と3試合を契約。引退も近いと言われていることを含め考えると、リスクでしかないゴロフキンとの対戦を選択せず、より報酬が約束されるメイウェザーJr.との再戦の選択する可能性は高い。

フロイド・メイウェザーJr.は、49戦目以降はフリーの身、TV局との契約が無い上体であれば、多用な契約が出来る上体と言える。一戦目ほどでは、無いにしろ、マニー・パッキャオ(フィリピン)との再戦も候補に上がることは間違いないだろう。何れにしても、筆者を含めフロイド・メイウェザーJr.が「引退」することはボクシング・メディア全体で信じられていない。ベルト戦は「調整試合」その後、リングに戻ってくるだろう。

(Via: ESPN