米・スポーツ・メディア SB Nationは、2015年5月2日、ネバタ州ラスベガスにあるMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われた「世紀の一戦」で、フロイド・メイウェザーJr.(米)が、マニー・パッキャオ(フィリピン)との試合前日に、生理食塩水とビタミン剤の静脈注射を受けていたことを報じた。

フロイド・メイウェザーJr.が摂取した薬物は規定に反するものではないが、生理食塩水、ビタミン剤の静脈内へ規定量を超える投与は、「治療目的以外」はWADA(世界アンチ・ドーピング機関)は規定違反としている。WADAの規定によれば、静脈への注射は禁止薬物のドーピングの使用を隠したり、アスリートのバイオログジカルパスポートの基準を歪める可能性もあり、使用が禁止されている。

SB Nationは、「世紀の一戦」の前日に、抜き打ちの薬物検査のため、USADAの担当職員がメイウェザーJr.の自宅を訪れたことで、点滴が明らかとなったと報じている。報道によれば、フロイド・メイウェザーJr.は、食塩水、ビタミン剤を混合したものを500ml投与したという。WADAでは、6時間以内に50mlを超える静脈への投与を禁止している。

Sponsor Link

SB Nationの報道を受け、メイウェザー、パッキャオの公式ドーピング検査期間となったUSADAは、メイウェザーがNSAC(ナショナル・アスレチック・コミッション)へ点滴を申請し、承認を得たと述べている。また、メイウェザー陣営は、治療目的での例外措置としてUSADAへ申請。USADAは、承認は「世紀の一戦」の後まで認められなかったが、投与するまえにUSADAに点滴を開示しているとメイウェザーJr.を援護した。

この報道を受け、フロイド・メイウェザーJr.は、「私は、NSAC、USADAの規則を厳守している。規定には違反をしていない。薬物規定の強化に言及したのは私自身だ」と点滴は規定内であると反論。同レポートによれば、USADAは、「世紀の一戦」あとの5月21日までNSAC、プロモーター側に情報を開示し通知していなかったと報じている。

(Via: ESPN Boxing