ウェルター級トップ戦線のスター、マニー・パッキャオが2016年残り1試合を経て引退する見通しであることが明らかとなった。マニー・パッキャオをプロモートするトップランク(米・大手ボクシングプロモーター)ボブ・アラム氏が、米ロサンゼルス・タイムズ(LaTimes)の電話インタビューで、「マニー・パッキャオは、あと1試合を経てフィリピンの上院選挙に出馬する見通しだ」と語っている事が明らかとなった。

マニー・パッキャオは、2015年5月2日、ネバタ州ラスベガスにあるMGMグランド・ガーデン・アリーナで「世紀の一戦」でフロイド・メイウェザーJr.との対戦に敗れたあと、「進退については明言することは出来ないが、引退が近いことは確かだ」と引退が近いことを示唆している。フロイド・メイウェザーJr.と共に世界のボクシングを牽引したパッキャオは、2015年12月に37歳を迎え、2016年トップランクとの契約が切れる。

マニー・パッキャオは、フロイド・メイウェザーJr.との「世紀の一戦」前に右肩を負傷。試合後、右肩の腱板の手術を行っており、現在は回復に向かっている。復帰戦は、現段階では明確になっていないが、2016年と言われている。

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ボブ・アラム氏は、パッキャオの次戦の候補にアミール・カーン(英)を上げているが、実現性は限りなくゼロに近い。アミール・カーンは、トップランクと相反するアル・ヘイモン氏の傘下の選手であり、トップランク、ヘイモン氏の関係上マッチメイクは難しい。

メイウェザーJr.との対戦が実現したのは、今後を考えてもこの規模のメガ・イベントは無いからだと判断し、両陣営が合意したことが理由の1つ。パッキャオがヘイモンが陣頭指揮をとる「プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ」(PBC)の土俵に上がることは、現段階では考えずらい。

ヘイモンの関係者によると、ヘイモン氏は、アミール・カーンをPBC以外の場でリングに上げることは許可しないだろうと述べている。再戦する意味があるのかという議論はさておき、興行収益を考えると1戦目程では無いにしろフロイド・メイウェザーJr.との再戦は考えられるだろう。米・ボクシング・メディアは、9月12日を最後に引退を公言しているフロイド・メイウェザーJr.が引退を撤回し、コット、カネロの勝者、パッキャオとの再戦に興味を示す可能性は高いとの見方が強い。

(Via: Los Angeles Times