長らく待たれていた、レオ・サンタ・クルス、アブネル・マレス、メキシカン対決が、米国現地時間2015年8月29日カリフォルニア州ロサンゼルにあるステイプルズ・センターで遂に実現する。

 両雄の試合は、数年前に計画されていたが、アブネル・マレスがジョニー・ゴンサレスに破れ、対戦の計画が遅れていた。既に、サンタ・クルス、マレスともに前日計量をパス。2人は、軽量級としては破格の$1.25Million(日本円で約1億5200万円)の報酬を受け取る。

 フェザー級に本格参戦するサンタ・クルスのテストマッチとして、アブネル・マレスは最適な対戦相手と言える。

 サンタ・クルスは、無名の対戦相手と試合をし高額な報酬を稼いでいると非難の声も多く、平坦なキャリアにピークな対戦相手が求められるていることは事実だろう。アブネル・マレスとの一戦は真価が問われる試合となる。

認可団体の承認料稼ぎ

image source to:WBC

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 両雄は好戦的ファイターで期待感の高まる試合だが、フェザー級で実績が無い2人に対して、WBC(世界ボクシング評議会)は「WBCダイヤモンド王座」を認定、後日にWBA(世界ボクシング協会)は空位となっているWBA世界フェザー級スーパー王座決定戦として認定。話題先行感が歪めない。

 「WBCダイヤモンド王座」については、明確に規定されておらず全てはWBCの裁量によって決まる。規定には、王座の階級で非凡な精鋭ボクサーを評価するという文言がある。しかし、2人はフェザー級での実績は無い。WBC、WBAの王座認定については、認可団体の承認料稼ぎが見え隠れする。

 近年では、王座認定団体の王座乱立が目立ち「世界王者」の権威が薄れている。今の時代、求められるのは「誰と戦ったのか」強豪との試合であり、複数階級制覇、世界王者では無い。

 注目度の高い興行であることは勿論、開催地なども条件としては重要になり試合内容も問われる。サンタ・クルス、マレスは注目度の高いカードのことから勝者は、ビッグマッチが期待される。

好試合になることを期待

 サンタ・クルスは、マレスの試合について「俺のキャリアの中で最も難しい試合になることは分かっている。アブネル・マレスとの試合は望んでいた試合だし、何より多くのボクシング・ファンが望んでいた試合だよ。

 マレスとの試合に勝ちベスト・ファイターで有ることを証明する。勿論、マレスに勝ち次のステージにいくことを望んでいる」。と語っている。

 マレスは試合前に、「この試合は、ファイト・オブ・ザ・イヤー候補の試合になる。何の疑いもないよ。俺はこの試合を楽しむ。俺はサンタ・クルスより強い相手と試合している。彼をノックアウトする」。と試合前に語っている。

 話題が先行し、試合内容がボクシング・ファンが求めていた試合になるとは限らない。サンタ・クルス、マレス戦は好戦的なファイターであることから期待感が高まる。WBAの直前のタイトルマッチ認定と承認料稼ぎと、アル・ヘイモン氏のPBC開催での世界タイトルマッチを独占する思惑も見えてくるが、それらの疑念を払拭する好ファイトになることを期待したい。

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(Via: boxingscene