トップランク(米・大手ボクシング・プロモーター)副社長 カール・モレッティは、米国現地時間、2015年6月27日米・カリフォルニア州カーソンズにあるスタブハブ・センターで、ウンベルト・ソト(メキシコ)、レイ・ベルトラン(メキシコ)が対戦することを発表した。この対戦カードは、同日行われるメイン・イベント、ティモシー・ブラッドリー、ジェシー・バルガスの間で争われるWBO世界ウェルター級王座決定戦のセミ・ファイナルとして組み込まれる。

HBO(米・大手ボクシング中継局)で放送。興行は、トップランク、ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(以下GBP)で開催される。ソト、ベルトランは、現時点では空位となるWBA世界スーパーライト級王座決定戦になるかは不明。スーパーライト級10回戦、12回戦を予定しているという。現時点で、ソト、ベルトランはWBAのランキング外だ。

ウンベルト・ソトは、2015年5月9日フランキー・ゴメスと対戦する予定だったが、ゴメスが体重超過を起こし試合は中止となっていた。ゴメスがヒューストン入りした時点で157ポンド、契約ウェイト141ポンドに対し16ポンド・オーバー。

GBP(ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ)は、145ポンドのキャッチウェイトに契約を変更。しかし、ゴメスは、契約ウエイトと作れず試合は中止となった。

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体重超過の問題意識の差

ベルトランは、粟生隆寛戦2015年5月1日に行われた粟生隆寛との対戦で、ライト級リミット1ポンド・オーバーの136ポンドで計量に失敗。ベルトランは、粟生に勝利後、WBO(世界ボクシング機構)スーパーライト級4位にランクイン。早くも次戦のマッチメイクが決まった。対して、ライト級リミットの規定体重を作り負けた粟生隆寛はWBOのランキングは圏外。

日本では、ベルトランの体重超過に対し問題視する声は多い。しかし、体重超過をし早くもベルトランが次戦のマッチメイクが決まったことは、体重超過をしても戦いに勝ち「結果」を出せば体重超過は帳消し、再度チャンスが到来するという図式が米国のボクシング界にあるというのが事実だろう。

ベルトよりも自身の「商品価値」

メジャー4団体に王者が複数人居る時代、ベルトの価値も薄れ世界タイトルマッチよりも話題性のあるマッチメイクが人気を呼ぶ時代。明確な罰則規定が無い今、無理に減量しベルト奪取に失敗し自身の「商品価値」を下げる必要は無いというのが陣営の判断だったのであろう。

世界タイトルマッチの価値が問われ、確信犯的な体重超過も目立つ。選手のプロ意識が薄くなっている今。各認可団体は、規定体重を作れなかった場合、一定期間のタイトルマッチの出場禁止、一定期間の試合出場禁止などの厳罰な罰則規定をつくることが求められる。

(Via: ESPN Boxing)