米国現地時間、2015年5月1日ネバタ州ラスベガスのコスモポリタン・ラスベガスにある「 The Chelesea」で行われたWBO世界ライト級王座決定戦で同級ランキング1位の粟生隆寛を相手にオーバーウェイトで挑んだランキング4位のレイムンド・ベルトラン(メキシコ)が135ポンド(ライト級リミット)で2015年6月か7月にリングへ戻ってくることを明かした。

試合が行われる前日計量では、粟生隆寛は134.8パウンドで計量クリア。ベルトランは、1パウンド・オーバーの136パウンド、2回目の計量でも0.4パウンド・オーバーの135.4パウンド。ベルトランが計量をパスできなかったことで、粟生隆寛が勝利した場合のみ王者となり、ベルトランが勝利した場合は王座は空位となることが決まっていた。

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2人を比較すると明らかにベルトランは大きい。試合はベルトランが、2ラウンド1分29秒TKOで粟生隆寛に勝利した。米では、試合の契約時に体重超過した際に相手選手に違約金を支払うことで試合が行われることが多い。ベルトランは、罰則金を支払ったかは不明だが、報酬はカットされず$85000(約1000万円)が支払われたという。

ベルトランは、計量2日前にライト級リミット5パウンドオーバーの139パウンドあったという。ベルトランは、筋肉を付け過ぎたことを明かし今後トレーニングで調整すると語っている。この報道が正しければ体重超過は意図的なものかもしれない。

メジャー4団体に王者が複数人居る時代、ベルトの価値も薄れ世界タイトルマッチよりも話題性のあるマッチメイクが人気を呼ぶ時代。明確な罰則規定が無い今、無理に減量しベルト奪取に挑み負けるリスクを背負う必要は無いという判断なのだろう。

体重超過は、直近だと2015年5月9日行われる予定であった、ウンベルト・ソト、フランキー・ゴメス戦は、ゴメスがヒューストン入りした時点で157ポンド、契約ウェイト141ポンドに対し16ポンド・オーバー。GBP(ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ)は、145ポンドのキャッチウェイトに契約を変更。しかし、ゴメスは、147.5ポンドと2.5ポンド・オーバー試合は中止となった。

意図的な体重超過もみられる中、各認可団体、コミッションは早急に明確な罰則規定を作ることが求められていることは確かだ。決められたウェイトでプロフェッショナルとして試合をする上で体重超過は絶対に許されない。

(Via: boxingscene