マニー・パッキャオのアドバイザーであるマイケル・コンツ氏は、フロイド・メイウェザーJr.陣営が、薬物テストが失敗した場合500万ドルのペナルティを受け入れることを辞退したことをESPN.comに(日本時間20日)話したことが明らかとなった。この罰則は、マニー・パッキャオ陣営がメイウェザー陣営に提案したもので、薬物検査が失敗した場合に500万ドルを支払うことを要求していた。

試合を興行するメイウェザー・プロモーションズ CEO レナード・エラルベ氏は、マニー・パッキャオ陣営の薬物検査の罰則についての提案を拒否。レナード・エラルベ氏は、薬物検査後のペナルティについて主要な交渉条件の一部としておく必要があったと述べている。

マイケル・コンツ氏は、薬物検査後の罰則を交渉条件として掲示しなかった理由について、フロイド・メイウェザーJr.の合意を得ることを再優先として考え、薬物検査後の罰則など繊細な交渉は、交渉が危うくなると考え掲示しなかったと述べている。

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既に両者は、五輪方式のランダムなドーピング検査を受けることを合意。検査方式はWADAに準拠。USADA(米国反ドーピング機関)は、両者へランダムに行われる血液検査、尿検査の協力を要請。両者は自身のスケジュール、居場所を当局へ通知必要があることを発表している。

既にマニー・パッキャオは、2回の抜き打ちのドーピング検査を受け、USADAへ血液と尿のサンプルを提出している。

マニー・パッキャオは、2013年11月23日ブランドン・リオスと対戦した際、VADAによるドーピング検査を受け、血液検査、尿検査のランダムテストを受けクリアしている。近年、ボクシング界ではPED(禁止薬物)が蔓延。ロイ・ジョーンズJr.、イベンダー・ホリフィールドが過去に薬物を使用していた可能性がある選手として名前が上げられている。

最近ではIBF世界スーパーライト級王者レイモント・ピーターソンがアミール・カーン戦の薬物検査で使用が禁止されている「テストステロン」が検出。薬物検査で陽性という結果となり、近年ボクシング界全体においてクリーン化が求められている。

一方でアル・ヘイモンが仕掛ける「プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ」(以下PBC)では、USADAによる薬物検査を実施する方針を示し、ボクシング界の浄化に取り組む姿勢を示している。世紀の一戦、万が一陽性反応が出る結果となれば、アル・ヘイモンが仕掛けるPBCが米国地上波プライム・タイムで放送され米国でボクシング人気が再度活性する機運が高まる今、世界のボクシング界全体に与えるダメージは図り知れない。

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(Via: boxingscene