ドーピング問題で日本ではすっかり嫌われ者になったルイス・ネリ(メキシコ)の次戦が決まりそうだ。米ESPN記者のダン・レイフィール氏によると、ルイス・ネリは、元バンタム級王者ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)との対戦交渉が進められていることが分かった。

 試合は、7月20日米ネバダ州ラスベガスにあるMGMグランドガーデン・アリーナで挙行されるWBA世界ウェルター級王座統一戦、マニー・パッキャオ(フィリピン)対キース・サーマン(米)戦の米地上波FOXが配信するPPV(ペイ・パー・ビュー)のアンダーカード、オープニング・バウトにセットされる見通し。

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安定度の高いPBCカード

 アル・ヘイモンが事実上の最高権限をもつPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)は抜群の安定感がでてきた。一時は、期待に反するカードが続いたが、FOXと新たな契約を結び方向性も見えてきた。パッキャオ対サーマンのイベントは、メーンだけでなくアンダーカードも魅力満載だ。

 パッキャオ対サーマンのアンダーカードは、IBF世界スーパーミドル級王者カレブ・プラント対マイク・リーが正式に決定。まだオフィシャル発表となってないが、ネリ対パヤノ戦のほかに2つのウェルター級トップ戦線に割り込みをかけたバトルがセットされる見通しで、現在交渉が進められている。

 1つは、次期ウェルター級挑戦者決定戦だ。惜しくもショーン・ポーター(米)とのWBC王座決定戦で判定で敗れたヨルデニス・ウガス(キューバ)は、オマール・フィゲロアJr.(米)との交渉が進められている。

 日本では荒川仁人とも対戦経験のあるフィゲロアは、好戦的ファイターで打撃戦を好むスタイルだ。一方のウガスは、2005年世界選手権で優勝したトップアマの技巧派。ポーター戦では、ウガス勝ち支持の声も少なくなかった。

 実際、ポーターはウガスにかなりの苦戦を強いられた。レフェリーのジャッジに救われたもの、スリップダウンはダウン判定されても不思議ではなくウガスの健闘が光った。好戦的ファイターのフィゲロアJr.とは噛み合いそうだ。

 もう1つのカードは、マイキー・ガルシアに敗戦しIBFスーパーライト級王座を失ったが、ウェルター級に階級をアップさせ元世界王者ラモント・ピーターソンとのサバイバル・マッチを制したセルゲイ・リピネッツ(ロシア)が、ジョン・モリナJr.(米)との対戦交渉が進められている。

 ウェルター級に転じたリピネッツ、層のぶ厚いこの階級で世界挑戦は簡単ではないもの階級を上げてからウェルター級で存在感を示している。

 エリック・ボーンとのウェルター級試運転を無事クリアーしたリピネッツは、スペンスに負けウェルター級で生き残りをかけるピーターソンとのサバイバル・マッチが決定。

 ピーターソンは、エロール・スペンスJr.戦に臨んだもの、ロング・ジャブに苦しめられ、左はガードをこじ開けられ、インサイドでは左右の強打浴び何も出来ず棄権した。

 そして、1年以上のブランクを作りリピネッツ戦に臨んだ。ウェルター級で生き残りをかけた2人の戦いは、互いのパンチが交錯する打撃戦となり消耗戦となった。後半、リピネッツの右の強打がピーターソンを捉え、ピーターソンは追撃を逃れることなくマットに沈みレフェリー・ストップとなった。

 タレントが揃うウェルター級、なかでも人気の高いサーマン、スペンス、パッキャオ、マイキー、ダニー・ガルシアといった商品価値の高い選手らをトップ・グループとすれば、この2つのウェルター級カードは2次グループだ。勝てば、トップ・グループに割込める。それだけに好勝負が期待できるカードだ。

(Via:ESPN

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