米ESPNによれば、WBC世界Sフェザー級王者ミゲル・ベルチェル(メキシコ)対フランシスコ・バルガス(メキシコ)の再戦は、現地時間5月11日米アリゾナ州ツーソンにあるコンベンションセンターで開催する方向で最終調整されていることがわかった。

 トップランク社(米有力プロモーター)が挙行、ESPN(米スポーツ専門チャンネル)が中継する。もともと、3月23日米カリフォルニア州イングルウッドにあるフォーラムで開催することが決まっていたが、ベルチェルがトレーニング中に怪我を負い延期となっていた。


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ナバレッテ対ドグボエ再戦

photo by:boxingscene


 アンダーカードに、WBO世界Sバンタム級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)/27戦26勝(22KO)1敗と、アイザック・ドグボエ(ガーナ)/21戦20勝(14KO)1敗の再戦がセットされる。

 ナバレッテは、プロ通算17戦全勝12KO、WBO地域タイトルをとりジェシー・マグダレノ(米)に勝ち王座となり快進撃を続けていたアイザック・ドグボエ(ガーナ)にストップをかけた。

 「再戦条件に合意した。トップランクからの日程をまっている。5月になることを確認している」
 ドグボエに勝ったナバレッテは、選択防衛戦のあとドグボエとの再戦に向かう予定だったが、ドグボエ陣営のトップランクが再戦条項を行使。ダイレクト・リマッチが決まった。

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ドグボエは再戦を制することができるか

 ロンドン五輪代表、WBO地域タイトルを獲得してトップ成績でマグダレノに勝ったドグボエ。ダウンこそ奪われたが野性味あふれる攻撃は、誰もがSバンタム級で魅力的なファイターだと認識したはずだ。しかし、負ければそれまでの印象は様変わりする。

 ドグボエは、マグダレノに勝ちトップランク社と契約を結びようやく、大手プロモーターと契約することに成功したもの迎えた大竹との初防衛戦で受け取った報酬に不満を示していた。

 ドグボエが報酬に不満をもらすのも無理はない。受け取った報酬は6万5000ドル(約720万円)。前王者マグダレノは、10万ドル以上の報酬を受け取っている。

 しかし、ボクシングはビジネス側面が大きい。北米のマーケットにファンベースがないガーナ人は不利だ。それでも、報酬をあげるには北米で一大センセーショナルを引き起こしたマニー・パッキャオ(フィリピン)のように戦いに勝ち続け、大きな求心力があるビッグネームを打ち負かしていくしかない。
 
 大竹を下し初防衛戦に成功したドグボエ、エマヌエル・ナバレッテを軽視していたことは間違いない。特質的なレジュメがなく、これまで目立つ実力者とのキャリアもないナバレッテはノーマークだった可能性は高い。

 ドグボエは、評価を取り戻すことができるかどうか。ナバレッテとの再戦は言うまでもなくキャリア最大の正念場を迎える。

 一方で、ストップをかけたメキシカンの若武者ナバレッテ、再び印象的な勝ち方をすれば、有力人材を囲い込みたいESPN(米スポーツ専門チャンネル)と契約をしたトップランク社との契約を掴める可能性がでてくるだろう。

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