タイソン・フューリーが米トップランク社(ボクシング有力プロモーター)と契約を交わしたことでWBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(米)とのダイレクト・リマッチが事実上消滅。勝者はトップランク傘下となったフューリーの対戦候補に上がりそうだ。

 トップランクは、現地時間3月23日米カリフォルニア州コスタメサにあるハンガーで、クブラト・プーレフ(ブルガリア)/27戦26勝(13KO)1敗(1KO)とボグダン・ディヌ(ルーマニア)/19戦18勝(14KO)1敗(1KO)戦を行うことを正式に発表した。


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マグダレノ、復帰戦はフェザー級

 プーレフ対ディヌの試合はヘビー10回戦で行われる。アンダーカードで、アイザック・ドグボー(ガーナ)に敗れタイトルを失ったジェシー・マグダレノ(米)/26戦25勝(18KO)1敗(1KO)がリコ・ラモス(米)/35戦30勝(14KO)5敗(2KO)を相手に約11ヶ月ぶりに復帰戦に臨む。

 試合は、トップランク社と提携したESPN(米スポーツ専門チャンネル)とESPNデポルテスが中継する。

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 当初、トップランク社は、3月23日に米カリフォルニア州イングルウッドにあるフォーラムで、WBC世界Sフェザー級王者ミゲル・ベルチェル(メキシコ)とフランシスコ・バルガス(メキシコ)の再戦を計画していたが、ベルチェルの怪我により延期。最新の情報では5月に再スケジュールされている。

 37歳のプーレフ、IBF(国際ボクシング連盟)では1位、WBA・WBO・IBFヘビー級統一王者アンソニー・ジョシュア(英)への挑戦権利をもっている。キャリアで唯一の敗北は、2014年11月、当時3団体を統一するウラディミール・クリチコ(ウクライナ)戦のみ、その後これまでは6連勝中だ。

 プーレフは、ブルガリアのソフィアで生まれ中流階級の家庭で育ったという。 幼少の頃はサッカーに明け暮れていたが父親がアマチュア・ボクサー出身、サッカーには反対だった。8歳の頃、プレーフは兄弟に連れてこられボクシングをはじめた。
 
 コブラの相性で知られるプーレフ。2001年から世界選手権にエントリーしているが、メダルを獲得したのは、2005年中国で開催された世界選手権。この時、スーパーヘビー級で出場し銅メダルを獲得している。

 その後、2008年北京五輪にエントリーを決めるも1回戦で敗退。2004年、2008年に開催されたヨーロッパ選手権では金メダルを獲得。2009年プロへ転向、ブルガリアはボクシングのマーケット規模が小さいこともあり、ドイツを主戦場にキャリアを積んでいった。

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プーレフはトップランク社と契約

 2014年11月15日、ドイツのハンブルクにあるO2ワールド・ハンブルクで、WBA・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者ウラジミール・クリチコに挑戦したが、5回、クリチコの左フックで3度目のダウンを喫し世界初挑戦は失敗した。

 その後、プーレフはトップランク社と契約を交わした。プーレフがディヌに勝ちIBFがIBF王者ジョシュアに対し指名防衛戦を命じた場合どうなるか興味深いが、プーレフと同じくトップランクと契約を交わしたタイソン・フューリー(英)が次戦の候補としてもあがりそうだ。

 現在、トップランク社が抱えているヘビー級選手は、アンディ・ルイスJr.(米)、ブライアント・ジェニングス(米)、タイソン・フューリー(英)、クブラト・プーレフ(ブルガリア)となっている。

(Via:ESPN

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