懸念されていた入札は回避された。WBA・WBO世界ライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)は4月12日米ロサンゼルスにあるステイプルズ・センターで、アンソニー・クローラ(英)と防衛戦を行うことが大筋合意。近く正式発表される見通しであることが分かった。


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ESPN+1周年記念の舞台

 ESPN(米スポーツ専門チャンネル)のESPN+でストリーム配信。ロマチェンコ対クローラ戦はESPN+のヘッドラインを飾る。ESPN+は、2018年ESPNの新たなブランドとしてローンチされ、1週年を迎えた。

 ESPN+は順調に契約数が増え、すでに100万世帯を超え200万世帯まで伸ばしている。デジタル配信の波が押し寄せ、AT&Tなども既存サービスと平行でデジタル配信サービスの提供を開始しているが、100万世帯に伸ばすまで12ヶ月はかかっており、改めてESPNが米国で存在感を示した。

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ロマチェンコ、コミーとの統一戦は延期

photo by:boxingscene

 当初、ロマチェンコはIBF王座を獲得したリチャード・コミー(ガーナ)と統一戦を行う予定だった。すでに、コミーをプロモートするルー・ディベラ氏とトップランク社のあいだで合意していたが、コミーがIBFタイトル戦で拳を負傷。回復まで8週間必要で、統一戦は一旦延期となった。

 WBA(世界ボクシング協会)はロマチェンコに対し、アンソニー・クローラと指名戦を命じていたが、コミーとの統一戦を特別に承認していた。コミー戦が流れたことにより、WBAは再度ロマチェンコに対し、クローラと指名戦を行うように命じていた。

クローラ戦が締結

 クローラとの指名戦は、場合によってはロマチェンコがWBA王座を明け渡す可能性があった。クローラは、米国に新たに進出したDAZNと提携するマッチルーム・ボクシング傘下、交渉が破断し入札となりマッチルームが興行権を握った場合、トップランクがロマチェンコをDAZNに差し出す可能性は限りなくゼロに近く、そうなった場合WBAタイトルを返上する可能性は少なからずあった。

 ロマチェンコは、ブルックリン出身でトップランク期待のホープ、ライト級で快進撃を続け近いうちタイトル挑戦の期待がかかるテオフィモ・ロペス(米)の名前も挙がっていた。しかし、ロマチェンコの父でトレーナー兼務のアナトリー氏は、統一戦で実現する形をのぞんでいた。

 ロマチェンコが勝ち、コミーの怪我が順調に回復すれば、2018年夏頃に統一戦の可能性は極めて高い。その後、ボブ・アラムがどう青写真を描いているかわからないが、テオフィモ・ロペスがその勝者と拳をあわせる日もそう遠くない未来に間違いなくやってくるだろう。

(Via:ESPN)

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