PPV報酬分配をめぐり交渉が長引いているのだろうか。予定されていたWBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(米)対タイソン・フューリー(英)のリマッチの興行権入札が延期となった。

 「彼らから要請があり、交渉期間を1週間延長した」WBC(世界ボクシング評議会)会長マウリシオ・スライマン会長は、交渉期間を延長することを発表。ワイルダーのマネージャー、シェリー・フィンケル氏は「タフな交渉を行っている。入札が必要になるとは思わない。うまくいけば合意できる」と強調した。

 もし、交渉がまとまらなかった場合、興行の権利は入札となり、最高入札者が興行権を獲得する。その際の報酬分配は、ワイルダーが60%、フューリーが40%の報酬を受取ることが決まっている。

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 再戦は、2019年4月27日か5月18日の日付が挙がり米ニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センターが最有力で、ラスベガスからの誘致もあるという。5月に行われる方向で最終調整が行われている。米メディアは再戦は、第1戦よりビッグ・イベントになる見方を示している。

ワイルダー対フューリー初戦は興行的には成功

 第1戦は、2018年12月1日米ロサンゼルスにあるステープルズ・センターで行われ、17000人以上の観客を動員。2018年、現役引退を表明したリネラル王者であるタイソン・フューリーのカムバック戦後もあって、米英対決として近年、米国で行われるヘビー級の一戦としては注目を集めた。

 Showtimeで配信されたPPV(ペイ・パー・ビュー)は32万5000世帯、米国で行われたヘビー級の注目度を考えると寂しい結果となったが、PPV実績がない2人では上々。興行的にみても成功と考えていい。

 米メディアによれば損益分岐点は、25万世帯に設定されていたという。ワイルダーは400万ドル、フューリーは300万ドルが最低報酬として保証。最終的にPPVはプロモーターの取り分が40%として1000万ドル近くになり、二人の報酬は十分賄える収益といえる。

photo by:boxingscene

 WBA・IBFの王座をまとめるアンソニー・ジョシュア(英)との統一戦の期待が高まるが、DAZN、Showtimeで対立構図が生まれ、早期に交渉をまとめることは困難。ワイルダー対フューリーの再戦は行われる方向だと考えて間違いない。

 ワイルダー対フューリー第1戦はドロー判定におわったが、物語は終わりではなく再戦へ続くラストだっただけに、再戦機運が高まっている今がやるべき時。米メディアの見方どおり、再戦の注目度は高く興行的にも第1戦以上の結果を残すことができるだろう。

(Via:ESPN)

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