アブネル・マレス(メキシコ)が右肘を負傷。2019年2月9日に予定されていたIBF世界Sフェザー級王者ガーボンタ・デービス(米)との一戦が中止となることが分かった。怪我で試合中止はよくあることだが、今戦に限って言えば、デービスがウェイトを作れるかが懸念されていた。

 PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)は、マレスが怪我により辞退することを発表。マレスの代替選手として、ウーゴ・ルイス(メキシコ)/43戦39勝(33KO)4敗(3KO)がデービスの防衛戦の相手となることをあわせて発表した。


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photo by:boxingscene


 「体裁をよくするつもりはない。スパーリングで右肘を怪我してしまった自分に失望している」過去、2度の試合で右肘に痛みを感じていたという。「右肘の痛みについては医師の診断を受ける予定で、リングに戻るためなら医師が推奨するリハビリを受けるつもりだ。身体は健康そのもの。もちろん試合をすることに関して怖さはない。リングから遠ざかることは一時的だ。」

 現時点では、マレスの怪我の程度などは全く分かっていない。

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マレス、デービスが消滅

 マレスは、4階級制覇を目指す。ただ、今回は相手が悪い。PFP首位のロマチェンコがライト級に上げた現時点では、素行の悪さはおいておいても20戦全勝(19KO)デービスがSフェザー級で最強といっても過言ではない。

 身体能力の高さを活かした、躍動感溢れる攻撃はどれも脅威だ。それに、見切りの良さカウンター・センスも抜群、相手のうち終わりと同時に放たれる波状攻撃は貰えばひとたまりもない。

 劣勢に立たされた時などまだ見えてない部分もあるが、現時点でキャリアで上回り米リング誌1位にランクするWBC王者ミゲル・ベルチェル(メキシコ)より、スピード、パワー、アジリティ、スキルと言った面では上、高い水準のクラスであることは間違いない。

 オリンピアンのペドラサ、指名挑戦者ウォルシュを粉砕。このまま、圧倒的な勝利を重ねていけばゆくゆくは米リング誌のパウンド・フォー・パウンドPFPにもランクされるだろう。

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マレスは再びチャンスを得られるだろうか

 33歳を迎えたマレス、不利予想をたてられ無謀と多くの批判を受けることは理解できる。3階級を制覇したものフェザー級での実績は殆どない。ヘスス・クエジャール(アルゼンチン)を下しフェザー級王座を獲得しているが、WBAセカンド・タイトルだ。

 米国ではWBAセカンド・タイトルは、基本的にはチャンピオンとしては認められてない。メキシカン対決として大きな話題となりWBAがスーパー王座決定戦として認定した話題先行型イベント、レオ・サンタ・クルス(メキシコ)戦に敗れ、即時再戦が有力だったもの再戦は3年後に延びた。

 新たにコーナーには、ロバート・ガルシア氏を迎え入れ、クエジャールに勝ったもの記録狙いと批判されても仕方がない。3年越しのレオ・サンタ・クルスとのリマッチでも結果を残せなかった。「迷走している訳ではないし愚か者ではない。彼との戦いはタフ・ファイトになることは疑いようがない。ただ、全ての戦いは厳しいものなんだ」

 マレスが4階級を制覇すれば、エリック・モラレス(メキシコ)、ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)らのレジェントと肩を並べられるチャンスだった。デービスに勝てば大番狂わせ、再度チャンスがやってくるだろうか。

(Via:The Ring

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