対抗王者フィリピーノ、ジェルウィン・アンカハス戦が遠のいてしまった。タイの英雄はどこへ向かうのだろうか。米リング誌によると、関係者らの筋だとWBC世界Sフライ級王者シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)は、DAZN(ダ・ゾーン)と複数戦契約する可能性があることが分かった。


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「シーサケットとのタイトル統一戦をのぞんでいる。ボブがシーサケットと戦う機会を与えてくれればね。彼はSフライ級でトップだしね」

シーサケット、アンカハス戦は一先ず消滅

 アナカハスをプロモートするトップランク社(米有力プロモーター)ボブ・アラム氏は、2019年春にシーサケットとの統一戦をほのめかしたが、どうやら次戦で統一戦が実現することはなさそうだ。

 シーサケットと統一戦を実現する上で、2人が防衛戦をクリアすることが前提条件だった。2018年9月、アンカハスはサンティアゴとの防衛戦に成功。ボブ・アラム氏は、アンカハスと共にシーサケットの防衛戦が行われるタイへ渡った。

 シーサケットはイラン・ディアス(メキシコ)戦で、思わぬ苦戦を強いられたもの判定勝ち。試合後、現地視察していたアンカハスがリングイン。「私はタイにチャンピオンの試合を見に来たんだ。彼は私の好きなスタイルだし、闘牛士とブル・ファイターの戦いになるだろうね」アンカハスはシーサケットとのタイトル統一戦を熱望。

 「長いあいだこのような戦いを待っていたんだ。プロモーターであるマニー・パッキャオ、ボブ・アラムと協議し次の戦いに向け交渉を進めていく。アンカハスにとって、シーサケットはベストな相手だし、彼はこの戦いに同意している」代理人であるショーン・ギボンズ氏は、統一戦実現に向け動いていくことを明らかにしていた。

 しかし、シーサケットがDAZNと契約すれば、アンカハスとの統一戦を合意することは難しくなる。アンカハスは、DAZNとはライバルとなる米国でスポーツ専門チャンネルとして認知されているESPNと7年契約したトップランク社と契約を結んでいる関係上、合意に向け高い壁が立ちはだかる。

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アンカスは船井との指名戦が濃厚

 米リング誌によれば、通算6度タイトルを防衛したIBF世界Sフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)の次戦は、IBF同級1位船井龍一(ワタナベ)との指名戦となる見通し。

 北米でローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と戦いアンダードッグとして噛みつき。迎えた再戦でゴンサレスを完全に仕留め、一気に軽量級スターダムへ踊り出て、貧困から立ちあがったシーサケットはどこへ向かうのだろうか。

 シーサケットはSフライ級ではもっとも評価が高い。WBC王座の他、米リング誌の王座をまとめ、Sフライ級でゴンサレスを倒したことでリネラル王者の地位に君臨している。

 DAZNと契約すれば、次戦は米リング誌Sフライ級2位ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)/41戦38勝(26KO)3敗や、DAZNと提携関係にあるマッチルーム・ボクシングに所属するWBA王者カリ・ヤファイ(英)/25戦全勝(15KO)との統一戦が有力となる。シーサケットの契約先が決まれば、交渉相手も具体化してくるはずだ。

(Via:The Ring)

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