ロマゴンが膝を負傷しペドロ・ゲバラ戦が中止になり、代役をファン・フランシスコ・エストラーダが務めることが正式に決定した。エストラーダは、同胞のビクター・メンデス(メキシコ)/33勝28勝(20KO)3敗2分を相手に米プレミアム・ケーブルTV局が中継する最後のイベントのセミ・ファイナルに出場する。

 イベントのメインは、34戦無敗の女子で主要4団体を統一したセシリア・ブレークフス(ノルウェー)が務め、アンダーカードには2012、2016年の五輪2大会連覇を果たしたクラレッサ・シールズ(米)、帝拳がプロモートする岩田翔吉のプロ・デビュー戦がセットされている。

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ロマゴン対ゲバラ戦は中止

photo by:boxingscene


 WBC世界Sフライ級王者シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)に完敗し約12ヶ月ぶりのリングで、モイセス・フェンテス(メキシコ)に勝ち再起に成功した元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)はHBOの最後イベントに出場することが決まっていたが直前で膝を故障。欠場をすることが決まった。

 ゴンサレスは、12月8日米カリフォルニア州カーソンにあるスタブハブ・センターでHBOが中継する最後の「ボクシングアフター・ダーク」イベントで、元WBC世界ライトフライ級王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)/36戦32勝(19KO)3敗1分と試合を行うことが決まっていた。

 イベントを主催する360プロモーションズは「残念だけど、ゴンサレスがキャンプ中に膝を負傷してしまった。戦うことはもちろん、トレーニングさえすることは難しい。試合は中止になる」とゴンサレスがゲバラ戦から辞退することを発表した。

 ローフラー氏は、ゴンサレスの代役としてファン・フランシスコ・エストラーダに出場を打診。すでに、エストラーダをプロモートするサンフィール・プロモーションズとの間で話し合いが進められ、エストラーダは出場に前向きな姿勢を示していた。

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ゴンサレスは膝を手術予定


 ツイッターによる最新情報だと、これから手術するゴンサレスの姿が投稿されている。ゴンサレスの膝の状態は、おもわしくなく近日中に関節鏡視下手術を受けると伝えられていた。回復には最低でも6週間は必要で復帰は、はやくても2019年第1四半期となる見通しだという。
 

HBO最後のイベント

 これまで、HBOは45年もの間、世界のボクシング界をリードしてきたといっても過言ではない。HBOのマックス・ケラーマン、ジム・ランプリー、ロイ・ジョーンズJr.(米)やアンドレ・ウォード(米)らクルーに慣れ親しんだファンも多いはずである。しかし、時代は急速に変化している。

 親会社のタイムワーナーの業績不振で予算削減が止まらず、2015年は3000万ドル、2016年は1500万ドルまで予算が削減。かつて1億ドル以上の資金を投入した最盛期の影を潜めた。実際、HBOと長きに渡りパートーナーを組んできた大口顧客のトップランク(米有力プロモータ)が去り、多くの主力選手を失ったHBOは、低予算の興行を強いられていた。

 親会社のタイムワーナーがAT&Tに買収されることが決定。米メディアは、HBOの予算は大幅に増額される見通しであることが報じられていたが、ボクシング中継の予算が増える可能性は少なかった。HBOを支柱に収めたAT&Tは、ネット配信事業で台頭するネットフリックスや、Amazonに対抗するため独自コンテンツを強化する方針を示していた。

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エストラーダは前哨戦

 WBC世界Sフライ級王者シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)の指名挑戦権を持つエストラーダと、メンデスの一戦はノンタイトル10回戦で行われる。直近、エストラーダはサイズの大きいオルクタ戦では苦戦を強いられたが、今回はインパクトある勝ち方ができるだろうか。

 boxrecでは、公式ウェイトは記載されてないが相手のメンデスの直近はSバンタム級で行われている。前回のオルクタもSフライ級でフレームの小さいエストラーダにとって大きな選手だったが、今回のメンデスも身長170cm直近はSバンタム級で試合を行っていることから、かなり大きな選手だ。

 試合まで、2週間を切り適当な対戦相手を見つけるのは難しかったはずである。とはいえ、世界前哨戦としてエストラーダには適当な相手。戦績、対戦相手の水準で上回るエストラーダが有利となるだろう。

 メンデスは実力者との経験は少ない。ルイス・ネリ(メキシコ)、アーサー・ビラヌエバ(フィリピン)と拳を合わせたが何れも負けている。エストラーダは、モチベーションもあったのか、直近のオルクタ戦は苦戦を強いられていることから、存在感を示す勝ち方をしたい。

(Via:The Ring)

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