WBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(英)が負傷したことが分かった。サンダースはソーシャル・メディアを通じて負傷したことを明かしマーティン・マレー戦から辞退することを発表したが、プロモーターからの公式発表はまだない。

 「6月23日の防衛戦から辞退しなければならない。マレー、ファンに申し訳なく思っています。すぐに戻ってきます」。
 サンダースの怪我の程度は不明だが、ハムストリングを痛めたという。

 サンダースも今後のミドル級ウォーズの鍵を握る王者の1人、カネロをプロモートするゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏が、対戦候補の1人として明かしている。ただ、実際に交渉が具体化しているかは分からないが、水面下で交渉が進んでいる可能性は捨てきれない。

 ソーシャル・メディアでは、サンダースが再戦交渉が暗礁に乗り上げたWBA・WBC・IBF世界ミドル級統一王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)、サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)何れかの交渉が纏まったなど憶測が広まっている。

 「彼がビッグ・マネーを求めゲンナディやカネロと交渉していることは分かっているよ。俺と戦うことはリスキーだし、ましてやゲンナディやカネロ戦のビッグマッチ前に戦うことは臨んではいなかっただろうね。チケットや、ホテルを予約してくれたファンに謝らなくてはいけない。

 今、マネージメント・チームが、代替イベントを纏めているところなんだ。うまくいけば、数週間内で発表できると思う」。
 マレーが不信感を抱くのは当然だ。当初、サンダースへの挑戦は4月11日に予定されていたが、サンダースがトレーニング中に手を負傷し6月23日に延期。サンダースの怪我はこれで2度目となる。

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 「ゴロフキンがカネロと戦うことを臨んでいないのは明白だよ。ダニエル・ジェイコブス、サンダース、チャーロ、オサリバンへ連絡し交渉を進める」。
 GBPオスカー・デ・ラ・ホーヤ氏、ゴロフキンをプロモートするトム・ローフラー氏の思惑が交錯する。当初、5月の再戦時の交渉で報酬分配は、カネロが65、ゴロフキンが35で合意していた。しかし、カネロのドーピング違反が発覚し再戦が白紙に。ゴロフキン陣営は公平な報酬を要求しているという。

 興行をリードするAサイドがメキシカン・アイドル、カネロであることは、ドーピング違反となってもヒスパニックの強い影響力があり揺るがない。オスカーの発言はゴロフキン陣営への牽制とも捉えられるが、最終勧告ともとれる。

 カネロの再戦は9月メキシコの独立記念日の週末、米国、メキシコのプロモーション・ツアー、両雄のトレーニング期間を考慮すれば、今の時期に決まっていなければ厳しい。最悪でも6月上旬がデッドライン。今週、IBF(国際ボクシング連盟)からゴロフキンが抱える指名戦の問題の結論がでる予定。ただ、問題は山積みローフラー氏の外交手腕の見せ所になる。

 4団体王座統一をかかげるゴロフキン陣営、IBFの結論次第では同級1位セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ロシア)との指名戦を命じられ、応じなければ王座剥奪を勧告さえありえる。ただ、IBFの指名戦に応じた場合、新たな問題が発生する。

 WBCは、カネロとの再戦交渉が決裂した場合、暫定王座ジャーモール・チャーロ(米)との統一戦を義務付けられている。もちろん、これは筋どおりだが、メキシカンびいきなWBCは、ミゲール・コット(プエルトリコ)からWBCベルトを獲得したカネロに対し、暫定王者ゴロフキン戦に先延ばしを容認。アミア・カーン(英)の試合を承認した経緯がある。

 何れにせよ、ローフラー氏はWBCと解決策を見出さなければならない。カネロとの再戦交渉は余談を許さない状況に変わりはないが、今後、数週間の内に決まってくるだろう。その時、日本のメディアで報じられているゴロフキン対村田諒太戦も少しクリアになってくるはずである。

(Via:boxingscene)

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WBC、ゴロフキンに対しカネロとの再戦が消滅した場合チャーロとの指名戦を義務付けた!

再戦が暗礁に乗り上げたWBA・WBC・IBF世界ミドル級統一王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)とサウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)の一戦、はやくもWBC(世界ボクシング評議会)が動きを見せている。カネロの次戦は9月、デッドラインは近い。 …

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