ESPN(米・スポーツ専門チャンネル)が、2018年5月25日東京・大田区総合体育館で行われるWBA世界バンタム級タイトルマッチ、王者ジェイミー・マクドネル(英)と井上尚弥(大橋)戦をESPN+で全米に配信することが分かった。

 現地時間21日、トップランク(米・大手ボクシングプロモーター)と友好なビジネス関係にある帝拳プロモーションズはESPNがESPN+で米国へ配信する契約を締結。アンダーカードで行われるWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ、王者拳四朗(BMB)対ガニガン・ロペス(メキシコ)戦も中継。米・東部時間朝7時から生中継される。

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 2017年9月、アントニオ・ニエベス(米)戦以来およそ8ヶ月ぶりに全米へ生中継されることになる。9月米国デビュー戦はHBO(米・最大手ケーブルTV局)が中継。今後、出場が殆ど内定済みの賞金獲得トーナメントWBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)の米国への配信の期待も高まる。

 ESPNは、トップランクへ放映権料を支払う形で合意。数十年ぶりに4年間の契約を締結している。ESPN+はESPNが2018年4月ローンチしたサービスで、スポーツ番組や独自のコンテンツが視聴可能だ。利用料は月額4.99ドル、年間契約で49.99ドルで視聴することができる。これは通常のESPNサービスには含まれていないので別途料金となる。

 米のボクシング中継はHBO、Showtimeの2大ケーブルTV局だが、ESPNがトップランクと契約したことで勢力を拡大し勢力図が大きく変化している。ESPNが中継するイベントは、トップランクが主宰するイベントだけでない。トップランクは、エディ・ハーン氏率いるマッチルーム・ボクシングと契約し米国への放映権を獲得。4月12日英国で行われたアミール・カーン(英)対フィル・ロ・グレコ(カナダ)の一戦もESPN+で配信。勢力を増している。

 WBSSシーズン1は、米国開催が検討されていたが大方の予想どおり舞台はヨーロッパとなった。当初、WBSS重役の1人だったリチャード・シェイファー氏がShowtime(米・大手ケーブルTV局)で中継することを進めていたが失敗。米国への中継は行われなかった。

 WBSSがバンタム級で開催されることが正式に決定、近い将来Sバンタム級を見据える井上にとって事実上バンタム級トップが決まる注目のイベントが米国に配信されればその意味は大きい。

 現時点で開催地など明らかになってないが、バーネット、テテは英国が主戦場。マーケット規模から英国が舞台となる可能性は極めて高いが、マーケットが大きい日本開催やマッチメーク次第で米国が舞台となる可能性も十分ある。

 WBSSの主要ホスト局は決定してないが、今やボクシング界の重要人物の1人エディ・ハーン氏がプロモートする選手が出場することからESPN+、或いはマッチルーム・ボクシングが新たに契約したDAZNのプラットフォーム、何らかの形で米国へ配信される期待は高まる。いずれにせよ、井上にとってマクドネル戦が今後のキャリアを大きく左右する重要な一戦であることは間違いない。

(Via:boxingscene)

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