WBC(世界ボクシング評議会)マウリシオ・スライマン会長は、5月度のWBCミドル級ランキングからサウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)をトップランキングから除外したことを発表。カネロは、WBCのCBP(クリーン・ボクシング・プログラム)の参加を拒否したという。

 一時的にランキング外となったが、WBCは、カネロが正式にCBPに同意後、再びトップ・ランキングに戻す意向を示している。「カネロは、WBCが規定するクリーン・ボクシング・プログラム(CBP)への参加を拒否したためランキングから除外した。彼がCBPへの参加に同意するなら再びランキングに戻す」。
 スライマン会長は、こう述べている。

 WBCが発足したCBPは、ランキング15位内の選手らにVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング機関)によるランダム薬物検査を義務付ける制度である。CBPに同意しなかった場合はランキングから除外される。

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 カネロは、ゴロフキンとの再戦が正式発表した後、VADAによる薬物検査で禁止薬物として指定されているクレンブテロールの陽性反応を示した。提供した情報から、試合を管轄したNSAC(ネバダ州アスレチック・コミッション)の裁定が覆ることが難しいと知ったカネロをプロモートするゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)は記者会見し、カネロはゴロフキンとの再戦から辞退することを表明した。

 4月17日、NSACはカネロを6ヶ月の試合出場停止処分と科す裁定を下している。発表まで時間がかかったが、公聴会と言っても形式だけ処分は殆ど決まっていたのだろう。カネロ陣営はリモートで参加していた。

 発表後、カネロ戦が宙に浮いたゴロフキンをプロモートするトム・ローフラー氏が、バネス・マーティロスヤン(アルメニア)と防衛戦を行うことを発表している。カネロは、WBCと強い確執がありゴロフキンとの初戦で承認料を払わない姿勢を示していたが、再戦前にWBCのタイトルも掛けると話していた。

(Via:boxingscene)

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