WBC(世界ボクシング評議会)マウリシオ・スライマン会長によると、WBC世界Sフライ級王者シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)/50戦45勝(40KO)4敗(2KO)は次戦、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)/39戦36勝(25KO)3敗とダイレクト・リマッチを望んでいることが分かった。
 
 WBCは、シーサケットに選択防衛戦を承認する方向だったが、シーサケット陣営はエストラーダとの再戦に関心を示しているという。

 スライマン会長は「タイでシーサケットと会話する機会があったんだ。2017年彼の功績を認め選択防衛戦を承認する方向だった。しかし、彼が望んでいたのはファン・フランシスコ・エストラーダとの再戦だったんだ」。と近況を語っている。

 シーサケットは2月米・カリフォルニア州イングルウッドにある「ザ・フォーラム」で開催された”Superfly2”のイベントで、ファン・フランシスコ・エストラーダと対戦し0−2の判定勝ちを収め2度目の防衛戦に成功している。

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 Superfly2のイベントは、井上尚弥(大橋)、WBA世界Sフライ級王者カリ・ヤファイ(英)、IBF世界Sフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)といったSフライ級中心選手らがエントリーすることが有力視されていたが3名とも出場を辞退した。

 主力選手らが辞退したことで、第一弾より興行規模が小さくなり”Superfly”のイベントとは言い難い状況となってしまった。しかし、ドニー・ニエテス(フィリピン)、カルロス・クアドラス(メキシコ)、マックジョー・アローヨ(プエルトリコ)らをアンダーカード枠に採用。興行的に何とか纏まりメーン・イベントはファンを魅了するには十分スリリングな内容だった。

 現在、Superfly3の計画が進行中。しかし、Superfly3を開催するうえで主力選手を集めることができるか不透明。それに加え、ホスト局HBO(米最大手ケーブルTV局)は資金難が露呈しイベント開催へ向け不安要素は多い。さらに状況的にみてSフライ級選手らを招集することは事実上困難だろう。

 井上尚弥(大橋)は次戦(マクドネル戦)をクリアすれば、WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)に出場が確実視されている。アンカハスは、トップランク社(米・大手ボクシングプロモーション)と契約を果たし5月米国でジョナス・スルタン(フィリピン)と防衛戦が決まっている。

 5月トップランクが主宰するこのイベントには、WBA世界Sフライ級王者カリ・ヤファイ(英)が出場し、デビッド・カルモナ(メキシコ)と防衛戦を行うことが決定。同階級の王者が同じイベントに出場することは後の王座統一戦の伏線と考えてほぼ間違いない。

 数々の名勝負をマッチメークしたトップランク ボブ・アラム氏は、ヤファイをプロモートするエディ・ハーン氏と、アンカハス、ヤファイが順当にかった場合、王座統一戦実現に向け交渉する構えを見せている。年々予算が削減されているHBOが、低額予算で開催する「ボクシング・アフター・ダーク」で資金を用意できるか疑問が残る。
 
 シーサケット陣営は、”Superfly2”を主宰した360プモーションズ トム・ローフラー氏へ連絡しエストラーダ再戦へ向け動き出している。ただ、エストラーダとの再戦の他にもオプションは多く現段階では不透明。HBOが中継する”Superfly”シリーズ第3弾は、2018年10月に予定されている。

(Via:boxingscene)

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