米ロサンゼルス・タイムスによると、WBC世界ライト級王者マイキー・ガルシア(米)/38戦全勝30KOと、IBF世界ライト級王者ロバート・イースターJr.(米)/21戦全勝14KOの統一戦の交渉が進められていることが分かった。

 7月28日、8月中旬〜下旬の間で、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるステープルズ・センターで開催に向け交渉が進行中。Showtime(米・大手ケーブルTV局)が中継する計画となっている。

 マイキー、イースターJr.は、アル・ヘイモン氏がマネージャーを務め交渉締結に向けTV局の問題はない。WBA世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)との王座統一戦が消滅したマイキーにとって、イースターJr.との王座統一戦が規定路線であることは間違いない。

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ライト級へ階級を下げたマイキー

 トップランク社(米・大手ボクシングプロモーター)との訴訟問題を解決しようやくリングへ復帰。

 30ヶ月以上のブランクを経てライト、Sライト級王座を獲得し4階級制覇を達成した。その後、Sライト級、ウェルター級参入を視野に入れるが、IBF世界Sライト級王座を返上。ライト級へ階級を落とすことを決断した。

 現時点でSライト級ではビッグマッチは実現し難い。一旦、適正階級であるライト級に下げイースターJr.らと王座統一戦をする方向性は正しい。イースターJr.戦をクリアすることでライト級での評価に繋げることができる。

 イースターJr.はライト級屈指のトップコンテンダー、デニス・シャフィコフ(ロシア)、リチャード・コミー(ガーナ)を退けている。ライト級で実力者であることは間違いない。

 ファンにとっても、ライト級で身長180cm、リーチ193cmの規格外のフレームを持つイースターJr.との王座統一戦は興味深い一戦となるはずである。

 ライト級屈指の強豪デシャン・ツラティカニン(モンテネグロ)を粉砕。しかし、エイドリアン・ブローナー(米)と140パウンド(Sライト級リミット)で対戦し勝利を収めるが、印象的なシーンはなく、パワー・レスが露呈。階級の壁を感じた試合でもあった。

 リバーサイドでトレーニングを積むマイキーは、自分より大きい元WBA世界Sライト級王者マルコス・マイダナ(アルゼンチン)らともスパーリングを重ねている。しかし、もともとフェザー級でデビューしたマイキーのフレームは小さい。それでも、Sライト級でブローナー、セルゲイ・リピネッツ(ロシア)らを、自身が持つスキルで階級のアドバンテージを埋めてしまうところは流石である。

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マイキー、イースターJr.の王座統一戦は今夏開催予定

「マイキーに契約書を渡さなければならない。彼は危険な戦いを好むからね」。
 匿名の関係者によると、概ねの契約は殆ど決まっているのだろう。

 双方のマネージャーはアル・ヘイモン氏が務める。リナレス対ロマチェンコが決まった今、双方にとってライト級でこれ以上のビッグマッチはなく、両陣営が前向きであれば交渉締結は容易である。

 会場は米・カリフォルニア州ロサンゼルスにあるステープルズ・センターが候補だという。メキシコにルーツがあり南カリフォルニアに大きなファン・ベースがあるマイキーにとってここはホームだ。実現すれば多くのファンがアリーナに駆けつけるだろう。

 ボクシング一家に生まれたマイキーは、カリフォルニアにあるベンチュラ出身。実の兄ロベルト・ガルシア氏が経営するオックスナード、リバーサイドにある”ロベルト・ガルシア・ボクシング・アカデミー”を拠点とし次戦に向けリバーサイドでトレーニングを行っている。

 ロマチェンコが参入しライト級も近年で一番の盛り上がりをみせている。一時期、実現が危惧されていたWBA世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)対ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の一戦がようやく決定。交渉は難航が予想されるが、マイキー対イースターが決まれば勝者同士の王座統一戦の機運も高まるに違いない。

(Via:boxingscene

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