WBC王者アドニス・スティーブンソン、次戦バドゥ・ジャック戦が浮上!


photo by:boxingscene

 米・ボクシングシーンによると、交渉が進められていたWBC世界ライトヘビー級王者アドニス・スティーブンソン(カナダ)/30戦29戦(24KO)1敗(1KO)と、WBC同級1位のエレイデル・アルバレス(コロンビア)/23戦全勝11KOの指名戦が、スティーブンソン陣営がアルバレス陣営に待機料を支払う形で合意。次戦は選択防衛戦をする方向で調整されていることが分かった。

 WBC(世界ボクシング評議会)は、スティーブンソンに対し、WBC同級1位のエレイデル・アルバレス戦を義務付けていた。今回の指名戦が待機料を支払う形で、回避された場合これは実に2度目となる。もし、待機料を支払う形で合意すれば、アルバレスは2戦連続で待機することを余儀なくされる。

 当初、スティーブンソン対アルバレス戦は2017年12月開催へ向け調整されていたが、12月にカナダでソーンダース対レミュー戦が開催されることが決まり延期となっていた。スティーブンソンは、元WBC世界スーパーミドル級王者バドゥ・ジャック(スウェーデン)/25戦22勝(13KO)1敗(1KO)戦の交渉が具体化したのだろう。

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 スティーブンソン、アルバレスは同じアル・ヘイモン傘下であり合意に向け障害は殆どなくカナダに拠点を置くイボン・ミシェル氏がプロモートしている。本来であれば、スティーブンソンはエレイデル・アルバレスと指名戦を行うことが筋である。

 しかし、スティーブンソン対ジャック戦は大金が動きShowtime(米・大手ケーブルTV局)の関心が高いだけに、WBCは待機料を支払う形で指名戦を延期することを容認する公算は高そうだ。

 WBCは、スティーブンソンが2013年にタイトルを獲得した以来、ダイレクトの指名戦は実現していない。2013年6月にチャド・ドーソン(米)からタイトル獲得後に、トニー・ベリュー(英)との指名戦を命じられるが、WBCはタボリス・クラウド戦後にべリュー戦を行うことを許可している。

 「エレイデルが、強制的にアドニスへの挑戦もできたかもしれないけど、ファイトマネーは極僅かだった。Showtimeがアルバレスに関心を示していないことは常に聞いている。重要なことはエレイデルが、家族を養うために十分なファイトマネーが稼げるかということです。

 彼が世界タイトルマッチのチャンスを得られない場合、WBCによってスティーブンスの王座を剥奪することができるかWBCに確認しています」。
 アルバレスのマネージャーを務めるステファン・レパイン氏はこう語っている。

 アルバレスは、イボンミシェル氏から数十万ドルの待機料と、スティーブンソン戦への挑戦を含む6試合の複数戦契約を締結したという。アルバレスはジャン・パスカル(カナダ)、ルシアン・ビュテ(ルーマニア)、イサック・チレンバ(マラウィ)実力者に勝っている。33歳という年齢からも、世界タイトルマッチのチャンスは限られるだろう。

アンドレ・ウォードが引退しライトヘビー級は戦後時代へ突入

 アンドレ・ウォード(米)が引退し、ライトヘビー級は戦国時代へ突入している。ヘイモン傘下のアルバレスは、WBCのベルトにチャンスが限られてくる。一方で、スティーブンソン陣営は、ライトヘビー級でロシア勢、HBOが勢力を強める中でそうオプションは多くない。大舞台への露出が多いバドゥ・ジャックとの一戦はビッグマッチになる。

 2013年6月チャド・ドーソン(米)からWBC王座を獲得したスティーブンソンも年齢は40歳。リスキーなアルバレス戦前に、陣営としてもファイトマネーを稼ぎたい方針もあるだろう。アルバレスは、強豪らを粉砕していることからスティーブンソンだけでなく、コバレフ、ビボル、ベテルビエフにとってアルバレスの存在は脅威であることは間違いない。

 IBF王者は同じヘイモン傘下のアルツール・ベテルビエフ(ロシア)は、イボン・ミシェルと契約問題で訴訟中であり今後は全くの未定。WBAは、メインイベンツ社と契約したドミトリー・ビボル(ロシア)、WBOはビボルと同傘下のセルゲイ・コバレフ(ロシア)とHBOに忠誠心の堅いプロモーターらに結ばれている。

 ビジネスが優先されるボクシング界、統括団体の有力選手の優待は今にはじまったことでないが、アルバレスはスポットライトが当たることが少ないが、ライトヘビー級では紛れもない実力者である。

 WBCはまだ許可したわけでないが、ビジネス面を優先し指名戦の連続回避や王者を優遇する処置を容認すれば、挑戦者は世界タイトルのチャンスを失い公平性は保たれない。

(Via:boxingscene)

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