ルーカス・マティセ対ティーラチャイが1月28日にWBA世界ウェルター級王座決定戦として行われることが決定!


photo by:boxingscene

 悲願の世界タイトル獲得となるだろうか。2018年1月27日に米・カリフォルニア州イングルウッドにある”ザ・フォーラム”で、WBAウェルター級1位のティーラチャイ・クラティンデーンジム(タイ)/38戦全勝28KOと、WBAウェルター級1位のルーカス・マティセ(アルゼンチン)/43戦38勝(35KO)4敗(1KO)が空位のWBA世界ウェルター級王座決定戦を行うことが正式に決定した。

 2018年明け、HBO(米・最大手ケーブルTV局)のキックオフ・イベントとして”ボクシング・アフターダーク”シリーズとして中継される。イベントはダブル世界タイトルマッチとして開催され、WBA世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)対メルシト・ゲスタ(フィリピン)の一戦も行われる。

 「ウェルター級、2戦目で世界タイトルマッチが実現し光栄です。自分より若く負けなしのファイターと戦うことになることは理解しているよ。でも、自分が勝つことを確信しているんだ」。
 再び世界タイトルマッチのチャンスを掴んだマティセはこう語っている。マティセは2度の世界挑戦に失敗し今回が3度目の世界タイトル挑戦となる。2013年9月に、当時WBC暫定王者だったマティセは、WBA・WBC世界スーパーライト級統一王者ダニー・ガルシア(米)と王座統一戦を行い0−2の判定負けを喫し王座奪取に失敗。

 その後、ジョン・モリナJr.、ロベルト・オルティス、ルスラン・プロボドニコフに勝利し、2015年10月3日にダニー・ガルシアがウェルター級へ転向するためWBC王座を返上し、空位となった王座決定戦を、WBC同級1位のビクトル・ポストル(ロシア)と争うも10回KO負けを喫し2度目の世界タイトル獲得に失敗。この試合がキャリアで唯一のKO負けとなっている。
 

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 「僕のことをほとんどのアメリカ人が知らないことは分かっているよ。でも、1月27日に彼らは驚くことになるだろうね。僕はまだ負けたことがないし、WBAのベルトを腰に巻きタイに帰国するよ」。

 ティーラチャイはこう語っているが、無敗とはいえまだウェルター級トップクラスの選手とのキャリアはなく実力はまだ証明されていない面が大きい。中量級ではアジア圏と北米や欧州選手に立ちはだかる壁は大きく、ティーラチャイは文字通りアンダードッグの立場。剛腕マティセに勝てば間違いなく番狂わせの一戦となる。

GBPがマティセ対ティーラチャイをWBA暫定王座決定戦とするよう要請

 当初、GBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)がWBAにWBA・WBC世界ウェルター級統一王者キース・サーマン(米)が怪我のため防衛戦ができないことを理由にマティセ対ティーラチャイの一戦を暫定王座決定戦とするよう要請していた。

 ティーラチャイをプロモートするギャラクシーとマティセをプロモートするGBPで交渉が進められ、2018年1月に米・カリフォルニア州で開催する方向で調整。数日後にギャラクシーとGBPの間で基本合意したことが報じられ、WBA(世界ボクシング協会)が正規王座決定戦を指令し正式に世界タイトルマッチとして認可された。

 WBA・WBC世界ウェルター級統一王者キース・サーマンの復帰戦は2018年第一四半期を予定。チューン・アップ戦を経てショーン・ポーター(米)との再戦が規定路線である。

 仮にマティセが勝ちWBAが王座統一戦を指令したとしてもサーマンはアル・ヘイモン傘下であり、GBPとの交渉は困難を極めるだろう。

 サーマンはウェルター級有力選手を多く抱えるヘイモン傘下でオプションは多い。しかし、ポーターとの再戦は初戦と同じような展開が予想され、初戦から1年以上経過しファンの関心度に疑問は残る。

 さらにヘイモン傘下は、選手を取っ替え引っ替え戦わせている感がありマッチメークの斬新さはない。交渉は一筋縄ではいかないが、サーマン対マティセの一戦のほうがマッチメークの斬新さはあるだろう。

 WBAは近年、スーパー王座、正規王者、暫定王座と王者を乱立し王座を1本化することを明言していたが、スーパー王座、正規王者の体制は維持し暫定王座を廃止する方向で進めている模様。

(Via:The Ring)

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