エロール・スペンスJr.次戦ラモント・ピーターソンと初防衛戦を行うことが決定!


photo by:boxingscene

 次世代のスター候補IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr.(米)の初防衛戦の日程がようやく正式発表となった。プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)は公式サイトを通じて、IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr./22戦全勝19KOが2018年1月20日にニューヨーク州ニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センターで、IBFウェルター級5位のレイモント・ピーターソン(米)/39戦35勝(17KO)3敗(1KO)1分を相手に初防衛戦を行うことを発表した。

 PBCで開催しShowtime(米・大手ケーブルTV局)で中継される。現時点でアンダーカードは未定だが、先日WBC(世界ボクシング評議会)より指令されたWBCミドル級1位のジャモール・チャーロ(米)と、同級4位のウーゴ・センテーノJr.(米)によるWBC世界ミドル級暫定王座決定戦が組み込まれる公算が高い。

Sponsor Link

 「スペンス対ピーターソン戦をプロモートすることができて嬉しいよ。なぜなら、この戦いはウェルター級において最高のマッチアップの1つだからね。スペンスはウェルター級で最も優れているファイターの1人としてだけでなく、パウンド・フォー・パウンド(PFP)に名を連ねる。この戦いは寒い1月のニューヨークのバークレイズ・センターを熱くさせるだろう」。

 ニューヨーク興行を取り仕切るディ・ベラ・エンターテイメントを主宰するルー・ディベラ氏はこう語っている。
 エロール・スペンスJr.は、米国が誇るウェルター級次世代のスター候補であることは間違いないだろう。アマチュア経験豊富なロンドン五輪のオリピンアンとしても注目を浴び、プロ転向後もルー・ディベラ氏が話すように、プロモーター、関係者からも期待値が高い選手に成長。有言実行、ファンの期待に応えるその姿は現ウェルター級でナンバー・ワンと言っても過言ではない。

スペンスJr.はアルジェリに勝利し頭角を現す

 ロンドン五輪代表選手で注目度が高い選手であったが、まだ実力者と拳をあわせた経験がなくスペンスの実力に疑問を呈す声も少なくなった。しかし、そんな声を吹き飛ばしたがのが、プロ20戦目で迎えたクリス・アルジェリ(米)戦だった。

 アルジェリ戦は、今まで実力者と拳を合わせていなかったスペンスにとって、文字通り重要な一戦だった。スペンスにとってテスト・マッチとしてアルジェリは適任。さらに、アルジェリはニューヨークがゆかりの地でありこのマッチメーク実に理にかなっていた。

 アルジェリは、スーパーライト級、ウェルター級で実力者と好試合を披露している。判定の採点結果は別としてルスラン・プロボドニコフに勝利。マニー・パッキャオと戦いダウンを奪われるも12回判定まで持ち込んでいる。

 2015年5月にアミール・カーン(英)と対戦し0ー3の判定負けを喫したものカーンに善戦。アルジェリの健闘が光った試合であった。アルジェリはこの試合でトレーナーとしてジョン・デビッド・ジャクソン氏を新たに迎えている。

 スペンスは、パッキャオが倒しきれなかったクリス・アルジェリから計3度のダウンを奪い5回TKO勝利。センセーショナルなKO劇は勝ったことはもちろん、実力者アルジェリに勝ったことでスペンスの実力が本物であることを証明した試合だった。

スペンスは、ブンドゥ戦で本物に

 クリス・アルジェリ戦でベスト・パフォーマンスを示したスペンスは、全米地上波NBCが生中継する大舞台のメーンに抜擢。プロモーターらの期待値が高いことがうかがえる。この一戦はスペンスにとって世界タイトルマッチへ向けての最終テストと言えるマッチメークだった。

 対戦相手はレオナルド・ブンドゥ(シレオネラ)、戦績は当時36戦33勝(12KO)1敗2分でKO負けはなくWBA・WBC世界ウェルター級王者キース・サーマン(米)が手を焼き最後まで倒せなかった相手である。

スペンスがブンドゥを相手にスペンスがどんなパフォーマンスを示すのか。勝ち方によってはアピールにも繋がる世界戦を前にした重要な一戦だった。

 筆者は、スペンスであってもブンドゥの牙城を崩すことは難しく判定勝ち予想だったが、良い意味で裏切られた試合だった。多くの米国の視聴者が見たであろうこの試合で、アルジェリ戦に続き戦慄的とも言えるノックアウト劇のインパクトは計り知れない。

 この試合はPBCが開催し全米地上波NBCが中継。リオ五輪のバスケットボール決勝戦後に放送したことも功を奏し、視聴件数は600万件に到達。近年中継されたボクシング・イベントで最も高い数値を記録している。全国区でなかったスペンスの名を全米に知らしめた試合と言える。

2017年、スペンスは1試合のみ

 2016年は、アルジェリ、ブンドゥに勝利し快進撃を続けウェルター級で存在感を示したが、2017年は1試合。ファン、関係者の印象に残るパフォーマンスを示しただけに、試合数の少なさが悔やまれる。

 ケル・ブルック戦後に、スペンスの地元である米・テキサス州ダラスで凱旋防衛戦を行えば、十分話題を集めることはできただろう。2017年5月にIBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(英)に勝利しIBFウェルター級王座を獲得。9月か10月にスペンスの地元である米・テキサス州ダラスで初防衛戦が計画されていたが、結局はまとまらなかった。

 ウェルター級には、サーマン、ガルシア、ポーターと強豪がいるが、ウェルター級最強の呼声の高いブルックに勝ち王座を獲得し証明したことは大きく、ウェルター級で事実上トップの地位を確立したと言っても過言ではない。しかし、2017年、本来であれば最低でも2戦は欲しいところ、露出が減ってしまったことは残念である。

 2018年には、WBA・WBC世界ウェルター級統一王者キース・サーマン(米)が復帰し、ウェルター級が再び賑やかになることが予想される。スペンスがピーターソンを敗れば、サーマンとの統一戦の機運は間違いなく高まるだろう。ファン、関係者が望む結果を出すスペンスは、現ウェルター級の中でも突出した選手、2018年サーマンとの統一戦実現に期待したい。

(Via:boxingscene)

Sponsor Link

スペンスの関連記事はこちら

IBF世界ウェルター級王者スペンスJr.次戦は2018年1月ピーターソンと防衛戦を行うことが濃厚!

IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr.(米)の次戦がようやく確定しそうだ。スペンスJr.は次世代のウェルター級スター候補で最も期待値が高い選手である。ウェルター級最強の呼声の高いケル・ブルック(英)に勝利したことで、自身の存在価値を示し証明したことは多い。次戦の報酬は日本円で3億円を超えると報じられている。 …

WBA王者ピーターソン、ウェルター級王座を返上!次戦はIBF王者スペンスJr.へ挑戦か?!

レイモント・ピーターソン(米)/39戦35勝(17KO)3敗1分が、WBA世界ウェルター級王座を返上したことが分かった。ESPN(米・スポーツ専門チャンネル)によると、12月か2018年1月にIBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr.(米)に挑戦するプランがあるという。 …

Sponsor Link

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter でin44y

最新の関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です