ゴロフキン対カネロの再戦は2018年5月5日ラスベガスが濃厚!


photo by:boxingscene

 ゴロフキン対カネロが実現しミドル級は近年にない盛り上がりを見せている。今後のミドル級頂上決戦を占ううえでも再戦の交渉結果は重要。結果によって今後のミドル級戦線が大きく変わる可能性がある。

 しかし、カネロをプロモートしゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)を取り仕切るオスカー・デ・ラ・ホーヤ氏は、ゴロフキン対カネロの交渉を一旦ペンディングすると宣言。はっきりいってダイレクト・リマッチとなるかは余談を許さない。

 「再戦は2018年5月のシンコ・デ・マヨに行われる。我々は3月について再戦を検討したが、カネロはシンコ・デ・マヨに行うことを望んでいる。会場は未定です。今後、AT&Tスタジアムのオーナーであるジェリー・ジョーンズ、ニューヨーク、マディソンスクウェア・ガーデンのオーナーは我々と再戦日程について話し合うでしょう」。

 カネロをプロモートする、ゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)エリック・ゴメス氏はこう述べている。

ゴロフキン、カネロの再戦はラスベガスが最有力候補

 おそらく開催地は米・ネバダ州ラスベガスが最有力候補だろう。他に、米テキサス州アーリントンにあるAT&Tスタジアム、米ニューヨーク州ニューヨークにあるマディソンスクウェア・ガーデンが候補に挙がっている。

 テキサス州は多くのヒスパニック層が居住する地域でもある。米西海岸でカネロの求心力は高い。安値のチケットを多く用意すればゲート収益も期待できるはずである。カネロは2016年9月に同会場で米国では殆ど無名のリアム・スミス(英)戦で、ボクシングイベントでは最多となる51240人の観客動員を記録している。

 観客動員数は4月に英国ウェンブリー・スタジアムで空前のスケールで行われたジョシュア対クリチコ戦には及ばないにしても、ビッグマッチに相応しい空間となるだろう。

 ただ、アクセス、利便性を考えるとベガスが濃厚。ベガスとなれば新たなメッカとなったMGMリゾーツが所有するおよそ2万人を所有できるT-Mobileアリーナが最有力候補になるだろう。

 ハイローラー、ブローカーからのチケット収益でAT&Tスタジアムと同様のゲート収益を見込める見方もある。さらに1戦目まで話題性はなくてもゴロフキン対カネロ再戦を誘致することでベガスにもたらす経済効果は大きくMGMは巨額のオファーを出すことが予想される。

 ニューヨークの殿堂マディソンスクウェア・ガーデンは、アクセス、利便性もよく米東海岸で目論むカネロ陣営にとってメリットは大きい。しかし、ニューヨークの地はヒスパニック層も低く米東海岸で試合をしていないカネロにとって完全なアウェイ。一方、ゴロフキンは米ロサンゼルスに居住するが、ニューヨークはゴロフキンのホームでもある。

 初戦は世界的にみればゴロフキン勝利の論調だが、依然として興行権はGBPが握っている感がある。GBPがカネロにとってキャリアで最も重要な再戦をゴロフキンのホーム、ニューヨークで同意するとは考え難い。

カネロはゴロフキン再戦を延期するオプション

「我々は話し合っている。カネロにもうすぐ合う予定なんだ。その戦いこそ次に起こらなければならない。ゴロフキン対カネロの再戦はファンが求めているものだし、この戦いは私が推進するものだ」。

 オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏は、こう述べている。しかし、ゴロフキン対カネロの再戦は進められていたが、12月にカナダで行われるWBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・ソーンダース(英)対デビッド・レミュー(カナダ)戦後の結果を考慮するため、再戦の交渉を一旦ペンディングすると公言。GBPは再戦を延期するプランも恐らく考えているだろう。

 カネロはまだ27歳でゴロフキンとの再戦を急ぐ必要はない。ゴロフキンとの再戦前に一戦挟み、再戦を1年先延ばすことでゴロフキンの衰えを待つこともできる。初戦は2年の歳月をかけようやく実現。ファンからは「GBPはゴロフキンが衰えるのを待っていた」と指摘する声も少なくない。

 カネロがスタープロモーションと法廷闘争中だったという事情があるにせよ、GBPが先延ばしにしたとファンから捉えられても仕方がない。しかし、カネロはミドル級での実績がなくミドル級での試運転なくしてミドル級帝王ゴロフキンに臨むのはあまりにリスキー。カネロはドル箱スターであり、ショッキングな負け方をすれば商品価値暴落は免れない。GBPの出した決断も理解できる一面もある。

ミカネロのドル級のオプション

 現ミドル級で最大の興行価値をもつのがカネロである。つまり、ゴロフキン対カネロの再戦の交渉の結果次第で今後のミドル級トップ戦線大きく変わってくる。

 ミドル級トップ戦線はカネロをはじめタレントが多く揃っている。GBPサイドが5月のゴロフキン戦を延期にし9月のメキシコの独立記念日に延期する可能性もあるだろう。ゴロフキンとの再戦前に12月に行われるソーンーダース対レミューの勝者へ挑戦する可能性も少なからずあるだろう。

WBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・ソーンダース(英)、デビッド・レミュー(カナダ)、ダニエル・ジェイコブス(米) 、デメトリアス・アンドレード(米)とHBOと関係性の近いプロモーター、HBOと契約を結んでいる選手が殆ど。お互いが交渉に前向きな姿勢を示せば、対戦実現に向け障害はない。HBOはトップ同士の潰し合いのシナリオを描いてることは間違いない。

 ゴロフキン対カネロの再戦が正式に決定すれば、ジェイコブスがソーンダース対レミューの勝者と戦い、勝者同士が2018年9月に戦うシナリオが1つ考えられる。一方で、ゴロフキンへの挑戦権をもつミドル級に参戦したWBC同級1位のジャーモール・チャーロ(米)の動向も気になるところである。

 チャーロはアル・ヘイモン氏と契約を結んでおり、HBOと相反するShowtime(米・大手ケーブルTV局)と協調関係にある。ゴロフキン対カネロの再戦が実現し仮にゴロフキンが勝利した場合、合意に向けTV局の問題で交渉難航が予想される。カネロが勝った場合、WBCとの間に確執があることから王座を手放すことになるだろう。

 WBC(世界ボクシング評議会)がチャーロ、センテーノに対し暫定王座決定戦を指令。WBCがこの時期に暫定王座決定戦を指令したのは、ゴロフキン対カネロの再戦交渉が順調に進めらている証なのだろう。

 チャーロはミドル級では未知数な面が多く証明されてない面があるが、チャーロがミドル級トップ戦線に加わることでマッチメークの斬新さは一気に増す。ゴロフキン、或いはカネロとの試合が決まれば好試合になることは間違いない。プロモーターとの関係、TV局の問題と課題は多いが実現を期待したい。

(Via:boxingscene)

Sponsor Link

ゴロフキン対カネロの関連記事はこちら

ゴロフキン対カネロ再戦トーンダウンか?!

メキシコの独立記念日の週末にあたる9月16日米ラスベガスの新たな”メッカ”T-Mobileアリーナで行われた「スプレマシー」のキャッチ・フレーズに相応しいミドル級頂上決戦の判定結果は世界的に物議をかもした。 …

WBC、ゴロフキン対カネロのダイレクトリマッチ再戦を指令!

筋書きどおりといったところだろう。WBC(世界ボクシング評議会)は1日に、アゼルバイジャンにあるバクーで第55回の年次総会を開催。WBCマウリシオ・スライマン会長は、判定結果で物議を醸したWBA・WBC・IBF世界ミドル級統一王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)と、サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)に対しダイレクトリマッチを命じた。 …

WBC、ゴロフキン対カネロ戦の薬物検査を両選手がクリアしたことを発表!

最近ではボクシング界に蔓延するPED問題に関するニュースが多く不信感を募らせるファンも少なくない。一先ず2017年9月に行われたメガファイトは、両選手がクリーンであることが確認されている。 …

ゴロフキン対カネロ因縁の再戦、交渉がスタート!

スタイルは違えど2人の力量差は殆どない。疑惑の判定と言われ米メディアを含め世界的にもゴロフキン勝利の論調は多い。再戦をするにしても求められるのは完全決着であることは間違いないだろう。 …

ゴロフキン対カネロ、歴史的にも重要な一戦は判定結果で物議を醸すことに

間違いなく2017年間最高試合にノミネートされる素晴らしい戦いだった。それだけに実に後味の悪い残念な結果となった。歴史的にも重要な一戦は、ソーシャルメディアを通じ疑惑の判定と言われ世界的に大きな波紋を呼んでいる。 …

Sponsor Link

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter でin44y

最新の関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です