WBC,WBC世界Sフェザー級王者ミゲル・ベルチェルの選択防衛戦を承認!


photo by:boxingscene

 今にはじまったことではないが、毎年恒例となっている年次総会の指名戦や、トーナメント発表は殆どあてにはならない。指名戦もプロモーターの思惑やビッグマッチ次第、指名戦が先延ばしになることは珍しいことではない。

 WBC(世界ボクシング評議会)マウリシオ・スライマン会長は、怪我でリングから離れることを余儀なくされたWBC世界スーパーフェザー級王者ミゲル・ベルチェル(メキシコ)に対し復帰戦を選択防衛戦とすることを承認した。

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 ミゲル・ベルチェルは2017年7月に三浦隆司(帝拳)と試合をした際に右手を負傷。2017年12月に米ネバダ州ラスベガスで行われるスーパーフェザー級トリプル・ヘッダーのイベントで、オルランド・サリド(メキシコ)と対戦交渉が進められていたが怪我の影響で出場を辞退している。

 ベルチェル辞退によりメーンにオルランド・サリド(メキシコ)対ミゲル・ローマン(メキシコ)戦が急遽決定した。当初、ミゲル・ローマン(メキシコ)はフランシスコ・バルガス(メキシコ)と対戦予定だったが、ベルチェル辞退により急遽プロモーターは代替カードをつくることに迫られサリド対ローマン戦が実現している。

 サリドはバルガスとの再戦交渉が進められていたが決裂。アンダーカードでバルガスと交渉が進められていたローマンが浮上し交渉がまとまり、IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦を含むスーパーフェザー級トリプルヘッダーとして無事開催される運びとなった。

 サリド対ローマン戦はノンタイル、スーパーフェザー級10回戦で行われる予定だったが、WBCマウリシオ・スライマン会長がWBC世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦と承認。近く正式にWBC世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦として開催される見通しとなっている。

 「ベルチェルは世界王者だが、彼は怪我の影響で休養が必要です。彼が臨めば暫定王者(サリド対ローマンの勝者)との王座統一戦もできるし選択防衛戦もできる」。とWBCマウリシオ・スライマン会長は、暫定王者との王座統一戦か選択防衛戦の何れかを選択できる特権を与えた。

 本来であれば、正規王者のベルチェルは暫定王座決定戦の勝者と対戦することが筋である。WBCのメヒコびいきは今に始まったことではないが、WBCはメキシカンや興行価値の高い選手を優遇する傾向が強いのは事実だろう。

 マイキー・ガルシアが良い例である。WBCは、2年半ものあいだ長期離脱し復帰戦でエリオ・ロハスの勝利したマイキーをWBCライト級2位にすることを発表。マイキーは復帰2戦目でWBC世界ライト級王者デシャン・ツラティカニン(モンテネグロ)への挑戦が実現している。

 WBCは当時、正規王者でツラティカニンと対戦が義務付けられていたホルヘ・リナレスを正規王者から休養王者へ移行。ツラティカニン対エミリアノ・マルシリ(伊)戦を正規王座決定戦とした。正規王座決定戦と位置付けたのは後のマイキー・ガルシアが挑戦することを見越してのことだろう。

 本来であれば、ツラティカニン対マルシリ戦は暫定王座決定戦としてなるべきで、そうしなかったのはWBCがツラティカニン対マイキー戦を正規王座決定戦としたい思惑があったにちがいない。

 トップランクと訴訟問題を解決したマイキーは注目度が高く、アル・ヘイモン氏、リチャード・シェイファー氏らがマイキーとの契約を匂わせていた。世界タイトルマッチとなれば注目度は高い。WBCがそうそうに動いたのは、マイキーがWBO世界ライト級王者テリー・フラナガン(英)への挑戦を表明していたことも理由の1つだろう。

 しかし、リナレスをプロモートするGBP、帝拳プロモーションは休養王者では到底納得しないはずである。WBCは、2016年9月に英国で行われたホルヘ・リナレス対アンソニー・クローラ戦をダイヤモンド王座と認定することを発表。

 これがWBC、GBP、帝拳の3社間で話し合った結果なのだろう。ダイヤモンド王者になればWBCの裁量次第でWBC正規王者との王座統一戦の指令もできる。統括団体、プロモーターとの間に確執を生むことなく妥協点だったにちがいない。

(Via:boxingscene)

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