ゴロフキン対カネロ再戦トーンダウンか?!


photo by:boxingscene

 メキシコの独立記念日の週末にあたる9月16日米ラスベガスの新たな“メッカ”T-Mobileアリーナで行われた「スプレマシー」のキャッチ・フレーズに相応しいミドル級頂上決戦の判定結果は世界的に物議をかもした。

 ゴロフキン対カネロの再戦、GBPはここにきてトーン・ダウンか。初戦は、世界的に見るとゴロフキン勝利の論調だった。もし再戦が行わらなければカネロへの批判は大きいものになるだろう。一方で27歳のメキシカン・スーパースターのカネロは先を急ぐ必要もないという見方もある。ゴロフキンをプロモートするK2プロモーションズのトム・ローフラー氏は2017年内に再戦の決定を望んでいるという。

 「我々は話し合っている。カネロにももうすぐ合う予定なんだ。その戦いこそ次に起こらなければならない。ゴロフキン対カネロの再戦はファンが求めているものだし、この戦いは私が推進するものだ」。こう語ったのはGBPを取り仕切るオスカー・デ・ラ・ホーヤ氏である、しかし、デ・ラ・ホーヤ氏は、ゴロフキンとの再戦を最有力と位置づけるも「ゴロフキンは、リストの最上位だけど全ては交渉に依存する。

 我々はソーンダース対レミューの結果をまち分析しようとおもう。交渉には時間がかかるしまとめることは簡単ではないんだ」。と他のオプションがあることを示唆している。

 レミュー対ソーンダースは2017年12月に行われる。レミューはカネロと同じGBP傘下の選手で交渉にハードルはない。ゴロフキンに敗れているとはいえレミューはカネロのオプションの1つだろう。

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レミュー戦はオプションの1つ

 ゴロフキンとの再戦は恐らくHBO(米・最大手ケーブルTV局)のペイ・パー・ビュー(PPV)で配信される。しかし再戦が行われ話題となっても初戦の130万件を超えるPPV売り上げは期待できないだろう。2017年6月に行われたウォード対コバレフの再戦のPPV件数は初戦より3万件下回りおよそ13万件と報じられている。
 
 レミュー戦は米東海岸デビューを目論むカネロにとって最大の好機と言える。レミューはカナダはもちろん、米東海岸での知名度も高く2015年10月に米ニューヨークのMSGで行われた対ゴロフキン戦では2万548人の観客を動員。ニューヨークの地はゴロフキンのコミュニティも多いとはいえレミューの恩恵は大きい。レミュー対カネロがニューヨークの”メッカ”MSGで実現すれば大きな話題を呼ぶだろう。

 現状、WBOランキングにカネロは入ってないが、もし、レミューが勝った場合はランキング入りする可能性は十分ある。WBOは、2017年5月にチャベスJr.戦が決まっていた当時WBO世界スーパーウェルター級王座を保持していたカネロをスーパー王座として認定。チャベスJr.戦はノンタイトル戦を承認し試合後にWBO世界ミドル級挑戦権か、WBO世界スーパーウェルター級王座へ戻れる特権を与えている。

 さらにWBC(世界ボクシング評議会)の再戦にカネロ陣営は固執する必要がない。報道されているとおりカネロとWBCの間には強い確執があり、カネロはゴロフキン戦でWBCの承認料を払わない姿勢を示している。WBCにとってゴロフキン対カネロの再戦をプッシュしたいのは現WBCのランキングで考えられるビッグ・ファイトであるからである。

 GBPに対して、K2プロモーションズ トム・ローフラー氏はビッグマッチになり多くの報酬が見込めるカネロは最大のオプションにちがいない。

 ゴロフキンはIBF、WBCから指名戦が予定されるが、IBFの指名挑戦者セルゲイ・デレイビャンチェンコ、WBCの指名挑戦者ジャーモール・チャーロ戦は好試合を期待できるがカネロとの再戦ほど報酬は見込めないだろう。

「再戦の契約に最終期限は設けられていない。しかし、再戦の議論が先延ばしになりカネロが再戦に関心を示さなければGBPは他のオプションを検討しなければならないだろうね」。ローフラー氏は、カネロとの再戦が難しければ他のオプションを検討するという。

 「ゴロフキンのキャリアを停滞させるつもりはないよ。2016年、2017年は2試合。我々は、年に少なくても3試合〜4試合行うことを望んでいる。ゲンナディもこの結果に満足していないしね。我々は現状、カネロとの再戦を最優先する方針だ。カネロは5月まで試合を行わないと話したけど、まず彼が再戦を望んでいるか確認する必要がある」。と述べている。

(Via:boxingsecne)

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