GBPがWBAにルーカス・マティセ対ティーラチャイ戦をWBA世界ウェルター級王座決定戦とするよう要請!


photo by:boxingscene

 WBA(世界ボクシング協会)は、各階級の王者を1人とすることを明言し王座乱立を是正。はたして、今回はどのような結果になるのだろうか。ウェルター級でタイトルマッチを狙うアルゼンチンの剛腕、ルーカス・マティセに世界タイトルマッチのチャンスとなるだろうか。

 WBAは、ルーカス・マティセをプロモートするゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)が、空位となっているWBA世界ウェルター級正規王座決定戦としてWBAウェルター級1位のティーラチャイ・クラティンデーンジム(タイ)/38戦全勝28KOと、同級3位のルーカス・マティセ(アルゼンチン)/43戦38勝(35KO)4敗(1KO)戦を承認するよう要請を受けたことが明らかとなった。

 GBPのマッチメーカーであるロバート・ディアス氏がWBAへ本件を要請している。現在空位となっている王座は、ラモント・ピーターソン(米)が王座を返上したもの。まだ、正式に決定してないがピーターソンは2018年1月に米ニューヨークで、IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr.(米)へ挑戦する計画が進められている。

 ティーラチャイは戦績こそ全勝で堅実なボクシング・スタイルだが、マティセ、クラスのファイターに通用するか未知数である。2017年は2試合、2016年は4試合を消化しているが、ウェルター級トップクラスとのキャリアはなく欧米ではほとんど無名。マティセ戦が決まれば真価が問われる試合となるだろう。

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悲願の世界王座獲得なるか

 ルーカス・マティセは、元世界王者らと数々の名勝負を繰り広げ暫定王者になるも正規王座の獲得は失敗している。強豪が集うウェルター級で世界タイトルマッチのチャンスを掴むことは難しい。同一階級に複数の王者が君臨することに疑問を感じるが、GBPの行動は十分理解できる。

 2013年9月にWBA・WBC世界スーパーライト級統一王者ダニー・ガルシア(米)へ挑戦するも12回0−3(2者112-114, 111-115)の判定負け。2015年10月にビクトル・ポストル(ウクライナ)と、空位となっているWBC世界スーパーライト級王座決定戦を争うも10回KO負けで王座獲得に失敗。ポストル戦はキャリア初のKO負けとなっている。

ウェルター級はヘイモン傘下の選手が殆ど独占

 強豪が集うウェルター級はヘイモン傘下の選手が独占。交渉するうえでも興行権を巡り難航することが予想される。ヘイモンはShowtimeにカードを提供。一方、GBPはShowtimeのライバル局であるHBO(米・最大手ケーブルTV局)にカードを提供。ホスト局の障害があり交渉のハードルは高い。

 現状、現実的に狙えるのは空位となっているWBA世界ウェルター級正規王座のポジションのみだろう。WBA・WBCの統一王者キース・サーマン(米)は、復帰戦後にショーン・ポーターと再戦することが濃厚となっている。

 IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr.(米)も同じくヘイモン傘下。WBO王者ジェフ・ホーン(豪)は来年2018年3月にテレンス・クロフォード(米)と対戦が義務付けられ、隙間は殆どないのが現状である。

 WBA・WBC世界ウェルター級統一王者キース・サーマン(米)は4月に肘の手術を受け長期離脱を余儀なくされている。復帰戦は2018年3月か4月に予定。サーマンはチューン・アップ戦を経て、WBCの指名挑戦権を持つショーン・ポーター(米)と再戦することが濃厚となっている。

 WBAは、スーパー王者、正規王者、暫定王者、休養王者と王座を乱立してきたが多くの批判を受け、昨年から各階級に王者を1人とすると明言。もし、マティセ対ティーラチャイが実現すれば、勝者はスーパー王者キース・サーマンの指名挑戦権を得られることになる。

(Via:boxingscene)

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