井上尚弥、アンカハスとの王座統一戦は2018年に持ち越し


photo by:boxingscene

 大橋ボクシングジムの大橋会長は、WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(大橋)が年末に予定されている防衛戦が王座統一戦ではなく通常の防衛戦となる見通しであることを発表した。アンカハス陣営と交渉中だったが、一旦、2018年に持ち越しとなった。

 大橋会長は、アンカハス陣営から統一戦の交渉があったことを明かし、アンカハス陣営から「記者会見をやりたい」と連絡を受けていたことを明かした。しかし、アンカハス陣営から「2018年にやりたい」と辞退の連絡があり、翌日にアンカハスが2017年11月18日に、アイルランドのベルファストでIBF同級5位のジェイミー・コンラン(英)と防衛戦を行うことが発表されたという。

 大橋会長は「英国と両天秤にかけていたんだと思う。条件はこちらのほうが良かったのに」と見解を示している。今後、バンタム級の選手にも枠を広げて年末の防衛戦の相手を探すと述べている。

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 米・プレミアケーブルTV局HBOは、2018年春頃に米国で「Superfly」シリーズの第2弾を構想中。実現されれば第1弾よりも規模の大きいものとなるだろう。

 その時に、井上尚弥の対戦候補としてアンカハスは最適だが、カルロス・クアドラス(メキシコ)もイベントに参戦する可能性があり、井上がIBFかWBCのどのどちらのグループに参戦するか現時点では不透明である。

 HBO重鎮ピーター・ネルソン氏は、スーパーフライ級の王者らトップ選手らを招集し「Superfly」シリーズ第2弾を行う方針を示している。

 イベントに出場する候補として、WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(大橋)、元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、WBA世界スーパーフライ級王者カリ・ヤファイ(英)、IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)、WBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)らを挙げている。

 井上のオプションとしてアンカハスは最適だが、後の軽量級ビッグマッチを考えるとWBC・WBO王座統一戦、シーサケット対エストラーダの勝者との対戦がベスト。それを見据えアンカハスでなくカルロス・クアドラスになる可能性も十分あるだろう。

 2人は米国で知名度が高く、難航する井上の対戦候補としても不足はなく勝てばメリットは大きい。シーサケットはゴンサレスと2度戦い勝利し評価を上げている。エストラーダは、フライ級時代にミラン・メリンド、ジョバンニ・セグラ、エルナン・マルケスと錚々たるメンチに勝利し軽量級でトップクラスの評価を得ている。

 もちろん、クアドラスはエストラーダに敗戦しており井上にとってメリットはあまりないという見方もあるだろう。ただ、たとえアンカハスが出場し井上と戦うことになってもアンカハスは米国で戦ったことはない。そこまで大きな注目を浴びる一戦とはならないだろう。

 さらにIBFがアンカハスに対しコンランに勝った場合、IB世界スーパーフライ級王座挑戦権をもつジョナス・スルタンとの指名戦を義務付ける公算が高く、コンラン戦後に井上と戦うことは現実的に難しい。

 HBOピーター・ネルソン氏は、エストラーダに健闘したカルロス・クアドラスをシリーズ第2弾起用する方針を示している。クアドラスはエストラーダ、シーサケットと戦った経験があり、井上が後にシーサケット対エストラーダの勝者と戦う上で指標にもなり、ストーリー性もある。前回出場した井上とクアドラスが戦うことになれば井上は前回以上に話題を集めることができる。
 
 Superflyシリーズ第2弾は構想段階で現時点で開催することが確定したわけではない。プロモーターも多くまとめることは容易ではないだろう。ただ、開催することになれば2018年内に勝者同士の王座統一戦のシリーズ第3弾のシナリオも見えてくる。

 もちろん、井上の減量の問題もあるが米国でのイベントは井上のキャリアにとって大きなチャンスを生み出すオプションであること間違いない。米国でビッグイベントで勝ち抜いて行けば、軽量級スターとして米国で活躍する日もそう遠くない未来にやってくるだろう。

(Via:boxingscene

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井上尚弥、アンカハスとの王座統一戦は2018年に持ち越し」への1件のフィードバック

  1. KOKO

    クアドラスは以前シーサケに勝ってますしね!ロマゴン、エストラダに負けたとはいえ、評価を落とす負け方でもありませんでした。TEIKENだし、井上と出来るかな?
    ところで、年末は相手どうするんだろう?ビロリアがいいですね。

    返信

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