WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ、サンプルBの薬物検査も陽性反応!


photo by:boxingscene

サンプルBの検査結果が待たれていたWBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)のサンプルBの検査結果が陽性反応を示したことが分かった。米リング誌は現地時間26日に、ルイス・ネリのサンプルBの検体から禁止薬物として指定されているジルパテロールの陽性反応を示したと報じている。

この検査結果を受け、WBC(世界ボクシング評議会)は今週中にも裁定を下す見通しだという。WBCの裁量次第だが、ネリの王座は剥奪され試合は無効試合となる可能性が高い。米・メディアの中では、山中に王座が戻る見解を示しているが、現段階では不透明。ネリの王座が剥奪され王座決定戦となる可能性もある。
 
 帝拳プロモーションズは、試合前に薬物検査をVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング)に要請。WBCは現地時間8月23日に、7月27日にVADAが行った抜き打ちの薬物検査でネリの検体からジルパテロールの陽性反応を示したことを発表。サンプルBの検体の検査を進め処分を下す見通しだった。

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 米・リング誌は、ルイス・ネリのサンプルBの薬物検査が陽性反応を示したことで、米リング誌独自のバンタム級ランキングで山中慎介をリング誌のチャンピオンとして復帰させている。
  
 ジルパテロールは、成分が似ているクレンブテロールと同様、減量効果や筋肉量を増やす効果がある。メキシコでは、牛の赤身を増やす飼料としても使われている。以前に、VADAによる抜き打ちの薬物検査でフランシスコ・バルガス(メキシコ)の検体からクレンブテロールの陽性反応を示し問題となった過去がある。

 ボクシング界に蔓延するドーピング問題は珍しくない。しかし、薬物検査で無効試合となってもそれが記憶から抹消されるわけではなく犠牲になった選手の受けた精神的なダメージは計り知れない。世界タイトルマッチは各ミッション、統括団体で世界的な統一ルールを作るべきだろう。

 米国ではドーピング問題が後を絶たない。その原因の1つとして罰則規定の甘さがある。2015年5月に米・ラスベガスで行われた粟生対ベルトラン戦で、試合後に行われた薬物検査でベルトランの検体から禁止薬物として指定されているスタノゾロールが検出されている。

 しかし、コミッションの罰則は、報酬30%の罰金と9ヶ月の出場停止処分のみ。その後、何事もなかったようにベルトランは1年後に復帰戦を行っている。PED問題によって業界全体が負うダメージは大きく、ファンからはプロ・スポーツとしての信頼を失い、結果ボクシング界の低迷に繋がることは否定できない。

(Via:The Ring

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