WBA世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)、今では3ヶ国語を操るトライリンガルだ。故郷ベネズエラ、日本、米国、英国もはやホーム・グラウンドはどこなのだろうか。グローバルに活躍し成長したリナレスが約6年ぶりに米国で世界タイトルマッチを行う。最近ではマイキーらビッグネームらの声も聞こえてくる。米国でビッグマッチを実現する上で重要な一戦となる。

 米国現地時間23日に、カリフォルニア州イングルウッドにあるザ・フォーラムで行われるWBA世界ライト級タイトルマッチ、WBAおよびWBC世界ライト級ダイヤモンド王者ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)対、WBA同級1位のルーク・キャンベル(英)の公式計量が22日に行われ、リナレスが134.2パウンド、ルーク・キャンベル(英)が134.8パウンドで、計量をクリアした。

 アンダーカードで行なわれる予定だった、スーパーライト級10回戦、アントニオ・オロスコ(メキシコ)対ロベルト・オルティス(メキシコ)戦は中止となっている。GBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)エリックス・ゴメス氏によれば、減量苦をほのめかしていたオロスコは147パウンドあり試合を辞退。さらに、ロベルト・オルティスが、公式計量で2.5パウンドの体重超過の失態をさらしている。

 リナレスの試合が米国のプレミア・ケーブル局で中継されるのは実に3年ぶり。キャンベル戦は、HBO(米・最大手ケーブルTV局)で中継、リナレスにとってHBOデビュー戦となる。リナレスは「キャンベル戦は大きな戦いだよ。HBOのイベントにでる初のベネズエラ人ボクサーだしとても名誉なことなんだ。

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 キャンベル戦で強烈なインパクトを残し、ゴールデンボーイ・プロモーションズ、帝拳プロモーションズ、HBOを誇りに思うことを望んでいる。

 僕が以前にロサンゼルスで戦ったアイラ・テリーの映像を見ている。彼はキャンベルと類似したファイト・スタイルを持っていると考えているんだ。戦略からフィニッシュまで完璧だったと思う。我々が勝利することを確信している」。と述べている。

 リナレスのトナーナーのイスマエル・サラス氏は「トレーニング・キャンプはとても良かったよ。我々はロンドンで3ヶ月間のキャンプを行い、米国で最終調整を行った。日々成長を遂げているホルヘの長所を最大限に引き出すだろう。

 誰もが彼が負けたといった。しかし、それは5〜6年前の話だし彼は今全く異なるファイターだよ。それを米国で証明する時がきた。チームは準備ができているよ」。と述べている。
 
 一方、キャンベルは「チームと一緒に素晴らしいトレーニング・キャンプを行うことが出来た。準備も行き届いていたしね。ハード・ワークしスマートになっている。肉体的、精神的にもこの戦いの準備は万全だよ。僕は自分の能力を信じている」。と述べている。

 スターになると言われていたリナレス、そのキャリアは決して順風満帆ではなかった。サルガドに敗れ実に約5年間もの間ベルトを手放している。長い道のりだったが今では、故郷ベネズエラ、日本、米国だけでなく英国にも大きなマーケットもつグローバルに活躍するボクサーへと変貌を遂げている。

 2009年10月にファン・カルロス・サルガドにTKO負け。2011年に再び世界戦のチャンスがくるも、WBC世界ライト級王座決定戦でアントニオ・デマルコに11回TKO負け。2014年12月にハビエル・プリエトと空位のWBC世界ライト級王座決定戦を行い王座返り咲きに成功している。

 リナレスは、マイキー・ガルシア(米)、テリー・フラナガン(英)との王座統一戦を望んでいるという。ホスト局のしがらみがあるとはいえ、マイキー・ガルシア戦が実現すれば興味深い一戦になることは間違いない。そういった意味でも、米国で行なわれるルーク・キャンベル戦は重要な一戦、インパクトを残したい。

(Via:ESPN

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