実力者同士のマッチメークが行なわれる世界のボクシングのメッカ、米国の地でも全盛期の商品価値の高いファイター同士の戦いは必ずしも実現しないことが多い。もちろん、これもボクシングである。しかし、こういったことがボクシング人気低迷に拍車をかけていることは否定できない。

 しかし、この戦いは全盛期同士の商品価値の高いファイター同士がぶつかりあう文字通りハイリスク・ハイリターンの戦い。こういった戦いがファンが求めているマッチメークであることは間違いないだろう。

 先行き不透明なマッチメークで大きな批判を浴びていたPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)アル・ヘイモン氏、Showtimeの英断は賞賛に値する。

 PBCも失ったファンを取り戻す為の施策の1つであることに違いないが、秋のビッグマッチに向けファンの期待感が高まるのは間違いないだろう。

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 ブローナーがウェイトを作れるか疑問視する声が多くあったが、138¾パウンドでスーパーライト級(140パウンド)のリミットアンダーで無事に計量をクリアした。体重超過の常連ブローナーは、契約の中で体重超過した場合、1パウンド毎に50万ドルの罰金が科せられることが決まっていた。

 この戦いはマイキー有利との声が多い。50−50との戦いとも言われていてるが、勝敗予想はファイターの直近の試合のパフォーマンスも少なからず影響するのだろう。マイキーはライト級屈指の無敗の王者デシャン・ツラティカニン(モンテネグロ)を戦慄KOした。

 マイキーはこの試合を通じてファン、関係者に与えた衝撃は計り知れない。マイキーKO予想が多いのも理解できる。この戦いは現時点で”ノックアウト・オブ・ザ・イヤー”候補だろう。

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 2人の当日のコンディションも試合の結果を大きく左右しそうだ。減量苦が伝えられているブローナーのコンディショニングも気になるところである。

 ブローナーは2015年10月アーラフベルディエフと戦った以来140パウンドで戦っていなく、スーパーライト級の契約をウェルター級に変更するなど、コンディショニングの不安要素は多い。
 
 一方、マイキーはスーパーライト級でエリオ・ロハスと戦っているとはいえ、ブランク明けで下から階級を上げた選手で実力者とは言い難い。スーパーライト級でのフィジカル、パワー、持ち前の急所を捉えるワンツーがどこまで通用するか未知数な部分は多い。

 ただ、減量苦から開放されたマイキーは少なからず有利だろう。減量がない分、トレーニングの調整も試合ぎりぎりまで出来るメリットは多い。勿論、スパーリングとプロのリングは異なるもので参考にはならないが、マイキーは元WBA世界ウェルター級王者マルコス・マイダナ(アルゼンチン)のスパーリング・パートナーとしても知られている。

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ビッグマッチを急ぐマイキー

 2年半に渡るトップランクとの契約問題をようやく終えたマイキー、リング復帰戦は同じくブランクが空いているエリオ・ロハスが相手。調整試合の相手としては正に適当だろう。しかし、その後、デシャン・ツラティカニンとのマッチメークは、実力者であるマイキーとは言え無謀との声も少なくなかった。

 もっとも、マイキーが戦いを急ぐのも理解できる。体重超過は無視できないが、オルランド・サリド、ファン・マヌエル・ロペス、ローマン・マルチネス、ビッグネームらに勝ちキャリア絶頂期を迎えていた。しかし、トップランクとの契約問題が発生し、リングから長期離脱を余儀なくされていた。

 次世代のPPVスター候補とも言われているマイキー、ビッグネームとの対戦を実現するにあたり、商品価値の高いブローナーは最適な相手。双方にとって勝てば商品価値を上げることができるが、負ければ商品価値が下がることは免れない。文字通りハイリスク・ハイリターン、スリリングな戦いになることは間違いないだろう。

(Via:ESPN

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